阪神・青柳晃洋、村上頌樹、岡留英貴らに「休日返上禁止令」　２３年１月合同自主トレ

阪神・青柳晃洋投手（２９）が２３日、鳴尾浜で取材に応じ、２０２３年１月に静岡・沼津市で行う自主トレで、村上頌樹投手（２４）や岡留英貴投手（２３）らにオンとオフの切り替えの重要性をたたき込むことを明かした。２週間の自主トレ中に設ける２日間の休日は「一切練習するな」と野球禁止令を出した。

青柳塾で発出された休日における野球禁止令。〝塾長〟は引き連れるメンバーに向け、成功へのヒントを詰め込んだ。

「『動かない、練習しない』という方法も一つあるんだよ、というのを教えられたら」

長いシーズンを戦ううえで常にプロ野球選手を演じ続ければ、体も心も調整ももたないという。先発ローテ投手に与えられる週に一度の休みの重要性は強く感じており、自主トレでも仲間には２日間設ける休日で「一般人になれるように」と強制的に野球から引き離す。リセットさせることで〝オン〟に入ったときの気持ちがより強まることも見込んでいる。

「小学生でも分かるようなことでも、分からないと思って納得できなかったら全部聞いてこいって言っている」

その分、ボールに触れている間は後輩たちの疑問にもしっかりと耳を傾け、成長に力を貸し、２週間を必ず有意義な日々にする。（須藤佳裕）