あわせて読みたい
カブス・鈴木誠也単独インタビュー、メジャー1年目総括「全然、駄目」「頑張ればどうにかなる感覚ある」
サンケイスポーツの単独インタビューに応じた。
5年総額8500万ドル(約112億円)の大型契約で入団した今季は
出場111試合で打率・262、14本塁打、46打点。
世界最高峰の舞台で何を感じ、どんな未来を描くのか。
出場が決まった来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への思いも明かした。
(取材構成・山田結軌)
--今季の成績を振り返って
「全然、駄目です。正直、見たくない。でも、そこに自分で可能性を感じているか、いないかで、また次は変わってくる。もっと頑張れば、どうにかなる感覚はあります」
--伸びしろを感じる
「最初は『もう打てる気がしないわ』みたいな。
今の技術じゃちょっときついと思っていた。でも徐々に慣れました。
スピード感も速く見えなくなってきた。僕の頑張り次第なんだと」
--環境面への適応は
「僕は、変に日本人が出てしまう。気を使ってしまう。言葉が通じないからこそ、余計なことまで気にしていた」
--どんなときに
「常にです。試合前の打撃ケージで誰か選手が待っていたら、まだやりたい練習があっても切り上げたり。
でも、逆に僕が(順番を)待っていても、そのとき打っている選手が30分も打ち続けたり…。
野球でもいろんなことにイライラして、悪影響が出ていた」 (続けて) 「ただ、僕はすごく適当なところもある。〝どうにかなるっしょ精神〟なんですよ。
俺もいけるなと思えるようになってきてシーズンを終えました」
--オフはどういうトレーニングを
「地獄です。ロッキーです。ロッキーの歌を流して毎日練習する。死ぬほどやりますよ」
--追い込む覚悟
「久々に何か高ぶっています。絶対にこいつらを蹴散らしてやるって。
ここ1、2年は(広島に)ポスティングを認められなくてモチベーション(の維持)が難しかったんですよ。
プロ5、6年目まではもう誰にも負けねーみたいな感じでやっていましたから。
もうメラメラですよ」
--日本とメジャーで感じた違いは
「日本の150キロとこっちの150キロは体感が全然違う。
良い見逃し方はできても、差し込まれてしまう。振ってもファウルになる感覚。
(打つ)ポイントを少し前にしたり、タイミングを早くすると変化球に手が出る。
メジャー投手の変化球は速いスピードで曲がる。それに手を出してしまう悪循環でした」
--それがメジャー投手のすごさ
「すごいのは、球速を意のままに操ること。真っすぐの速さは結局、慣れればどうにでもなる。
変化球の違いに一番やられるんですよね。
高校からプロに入ったときも変化球の切れ、違いをすごく感じた。
それと同じ状況」
--速くて切れがある
「速くて曲がりますね。デグロム(メッツ→レンジャーズ)の150キロのスライダーは(センターからのカメラ)映像だと、あまり曲がっていない感覚。
でも打席に立つとちゃんと曲がる」
--すごいと思った選手は
「ジャッジ(ヤンキース)は、とんでもなかった。今までは(大谷)翔平(エンゼルス)のバッティングを日本代表で見たときに度肝を抜かれた。
それを超える選手はいなかった。
ジャッジとスタントン(ヤンキース)だけは超えていきました。
打球の強さも飛距離も、オーラも。『うわっ! 次はこいつらや』と思った。でも、頑張れば近づけると思う」
--技術的には
「いい打者はちゃんと間がある。ボールが吸い込まれていくような感覚があります。
それを見て、いろいろ打ち方を変えて、小さくタイミングを取っていましたけど結局、重要なのはそこじゃないと思いました」
--オープン戦から左足の上げ幅を何度も変えていた
「メジャーと日本で大きな違いを感じたので、これは一回失敗して、また見つけないといけないと思った。
今年は打てていても変えて変えて、とやっていました。
もう今年で全部嫌なものを出す、と」
12/22(木) 10:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6df77bb09fec182df3f86f47d0674819932a88c
続きはソースにてお願いします