吉田正尚、WBC出場に慎重「リスクある」　侍ジャパン入り志願も「球団の考えもある」

WBCは開幕前の3月に行われる「自分としては出場したい気持ちはあるが」

　オリックスからポスティングシステムでレッドソックスに移籍した吉田正尚外野手は22日、大阪・舞洲の選手寮「青濤館」で記者会見を開いた。来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）への思いにも言及した。

「自分としては出場したい気持ちはあるが、球団の方の考えもある。スタート（開幕）前に一番ピークに持っていかなければならない。リスクもある。自分だけの考えではいけないのかな。意思としては伝えてます」

　吉田正は昨年の東京五輪で金メダル獲得に貢献。2019年の世界野球プレミア12でも主軸として大会初優勝に貢献した。ただ、来季は5年9000万ドル（約118億6000万円）の大型契約の1年目。この日の会見でも「移動を含めて早く慣れることが大事だと思う」「どんな球を投げるんだろうと思ってます」と話したように、異国の環境に適応しなければいけない。

　今季地区最下位に沈んだ名門・レッドソックスでは巻き返しのキーマンと期待される。「ワールドシリーズに行けるように頑張りたい」と意気込みを語った。