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中村 30発はイージーやろ。
岡本和 30はいけるかなという感じはあります。
年に1度の特別セミナー。今回のテーマとなったのは「40発の壁」という思考論だった。
中村 ペースが全然違う。
岡本和 30発は月5本でいけるじゃないですか。それが40発は7本ずつ。2本増やすのが大変。どっかの月に8、9発を打てても、崩れた月も最低5本を打たなきゃいけないので。
「40発の壁」を越える計算式。2人には明確な違いがあった。
中村 1カードに1本打てば、だいたい48。そうやって計算していたなぁ。
岡本和が「1カ月×7本」に対し、中村は「1カード×1本」のペースを理想とした。「1カード」を目安とすると、気持ちの切り替えも進みやすい。もし2試合連続ノーアーチでも、3戦目で打てばいいとも割り切れる。
中村 1本出たら、続けて出るから。もちろん打たれへん時期もある。だけど焦らない。次の3連戦で、2本とか、3本打つとか。打てる時には稼げばいい。
1発出れば、固め打ちモードのスイッチも入る。現実は1試合2本以上の“おかわり弾”は歴代9位タイの43試合。しかし、思考の上では「1カード×1本」の規則正しさを追い求める。こうして40発以上を3度(08年46本、09年48本。11年48本)クリアした。
その言葉を岡本和はうなずきながら、かみしめた。「1本出たら、いつもはポンポンポンと出るんです。でも今年は出なくて、しんどかったです」。75試合で20アーチを描いたが、7月から不振に。30本到達は140試合目だった。
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