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【W杯】日本代表のボーナス、1人最大2800万円か 韓国は選手還元より協会の取り分が多く…大統領が言及し日本と同等に
ベスト16に進出した日本の賞金は約18億円。19日、カタールから帰国した日本サッカー協会の田嶋幸三会長(65)は、日本代表メンバーへの支給額やオプションについて、「大会前に〝優勝したらいくら〟と金額まで決めました。選手全員と何度も話し合いをしました」と説明し、公表を避けた。
日本のベスト16は4度目となったが、今回は空前の盛り上がりをみせた。それでも支給額は決まっているため、規定どおりが支払われ、上積みはないという。
2010年の岡田ジャパン時代には選手側から「ストライキも辞さない」という強固な〝賃上げ要求〟があり、日本協会は選手に対してW杯1勝につき1人200万円、ベスト16進出で600万円のボーナスの一律支給を決めて、日当も「1日1万円」になった。
日本協会ではW杯のボーナス規定を11年以降発表していないが、現在は10年当時よりもベースは上がっている。これにアジア最終予選の出場実績に応じたボーナスが加わり、最大2800万円、最低でも1人1700万円のボーナスを受け取る。
一方で、日本代表と同じくベスト16に進出した韓国は賞金を巡って大モメ。韓国はベスト16進出国に支給される賞金約18億円のうち、約10億5000万円を韓国サッカー協会の運営資金にすること決定。残り約7億4000万円を選手へのボーナスにあてた。
これにユン・ソンニョル大統領が「なぜ選手よりも協会が多くもっていくのか。選手に正当な報酬があるのか点検する必要がある」と発言。慌てた韓国協会のチョン・モンギュ会長が約2億1000万円のポケットマネーを出し、支給額は日本と同等となった。
田嶋会長は来年1月で契約満了となる森保一監督(54)の続投について「技術委員会で話してもらっている。理事会で決めた手続きを踏むが、来年の理事会まで待つ必要があるとも思っていない」と年内に発表する可能性を示唆した。 (夕刊フジ編集委員・久保武司)
12/20(火) 17:43 夕刊フジ
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f73020dfbdd5f96a057d8fe1a2da99bb82bc069