阪神・才木　退寮も心配なし!科学的な栄養補給でなかやまきんに君ばり「パワー」手に入れる

　来季は開幕ローテーション入りを目指す阪神・才木はシーズン完走ボディーの完成に励む。今オフには選手寮の「虎風荘」を退寮。1人暮らしの食生活では足りない栄養を科学的に補って、強靱（きょうじん）な肉体をつくり上げる決意を示した。

　「食事は結構、気を使っている。サプリメントも。（オフは）体に対して集中できる時期なので」

　寮生活のような栄養満点の食事は難しい。得意料理を聞かれ、自炊が苦手そうに「ないなー」と答えた24歳なら、なおさらのことだ。とはいえ、食の意識は高い。昨秋の血液検査で判明したアレルギー食材の卵と牛乳を避けた食事を継続するため、どうしても不足する栄養が出る。

　「なるべく固形物から取れたらいいが、食事（料理）が苦手なので」と頼るのが、ビタミンやミネラルなどの特定の成分をカプセル状にしたサプリメントと、筋力アップに欠かせないプロテインだ。プロテインを飲む回数はこだわり、シーズン中の1日2回から現在は「3、4回」に増やした。お笑いタレント・なかやまきんに君の持ちネタのように、「パワー」みなぎる体づくりを進めている。

　20年の右肘手術から復帰した今季は4勝（1敗）を挙げたものの、登板間隔は大事を取って中10日以上を空けられた。来季は中6日が必須。プロ7年目に挑む右腕がサイエンス食で1年を戦い抜く。　（倉世古　洋平）