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阪神・島本 岩崎塾で神髄の「駆け引き」学ぶ 「めちゃめちゃ考えながら抑えているのが分かった」
「技術」よりも「駆け引き」を学ぶ。阪神・島本が来年1月に臨む、岩崎との合同自主トレについて初めて言及。百戦錬磨の左腕から、マウンド上における考え方を最大限に吸収する意欲を明かした。
「岩崎さんはいろんなことを考えて投げていく人。精神的な面というか、駆け引きの話が多くなってくると思う。技術的なことを聞くのはあんまりない」
発した言葉には、実感がこもっている。20年11月に受けた左肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)から、待望の1軍復帰を果たした今季後半戦。詳細は企業秘密でも、ブルペン待機の最中には神髄の一端に触れた。「投げる前とかもめちゃめちゃ考えながら。抑えているんだなというのが分かった」。自主トレ先となる静岡では、相手打者の反応や、狙い球など「勝負の中」で感じる細かな部分まで質問をぶつけていく算段だ。
今季は15試合で防御率2・57と安定した成績を残したが、勝利の方程式に食い込むまでには至らなかった。「自主トレで時間もいっぱいありますし、いろんな話ができたら」。19年の63試合4勝(0敗)、防御率1・67、11ホールドがいずれもキャリアハイ。岩崎からの貴重な教えを胸に、新境地を切り開く。(石崎 祥平)
https://news.yahoo.co.jp/articles/082781712937239792007115a5d65a896863d4d7