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「無礼な発言に決着を」エムバペの放った「南米軽視発言」に再注目! アルゼンチンに高まる“復讐”への期待感
来る12月18日(現地)に行なわれるカタール・ワールドカップの決勝が、大きな注目を集めている。36年ぶりの世界制覇を目論むアルゼンチンと、史上3か国目にして60年ぶりの連覇を目指すフランスが激突するからだ。
互いにワールドクラスのタレントを擁する両国のマッチアップだけに激闘が予想され、すでに各国メディアではあらゆる視点から大一番への期待を煽る記事が発信されている。そうしたなかで、フランスの至宝キリアン・エムバペが過去に放っていた発言が密かに注目を集めている。
今年5月にパリ・サンジェルマンと2025年6月までとなる新たな大型契約を締結していた怪物アタッカーは、南米全体にネットワークを持つアルゼンチンの放送局『TNT Sports』のブラジル版のインタビューで「今年のカタール・ワールドカップで優勝候補になる5チームを教えてください」と問われた際に、次のように答えていたのだ。
「そりゃあ、もちろん一番はフランスだよ。あとはヨーロッパのいくつかのチームも候補になると思う。僕らには常にハイレベルの試合をプレーしているというアドバンテージがあるからね。たとえば、UEFAネーションズリーグとかだ。ワールドカップになっても僕らは準備ができている。でも、アルゼンチンやブラジルはそのアドバンテージがないでしょ。過去の大会を見ても、常にヨーロッパ勢が勝っている」
さらに「南米ではヨーロッパほどサッカーが進んでいない」ともキッパリと言ってのけたエムバペ。ヨーロッパで研鑽を積んできた彼にとって率直な意見だったのかもしれないが、彼の発言は瞬く間に拡散。「アドバンテージがない」と揶揄されたアルゼンチンとブラジルの選手たちからも反発を受けるなど、小さくない波紋を広げていた。
そして迎えた今大会のファイナルは、奇しくもパリSGでエムバペの同僚でもあるリオネル・メッシを中心としたアルゼンチンが勝ち進んできた。ゆえにフランス代表FWの見解を改めさせる好機と見るメディアも少なくない。スペイン紙『Marca』は、23歳の放った発言の経緯をまとめたうえで、「南米サッカーを軽視する無礼なコメントをしたエムバペにアルゼンチンは決着をつけるべきだ」と断言。そして、4年前のロシア大会の決勝トーナメント1回戦でフランスに敗れていた結果をふまえて、「今こそ復讐への欲望を解放させるべきだ」と煽った。
ありとあらゆる面から期待感が高まっている今大会のファイナル。はたして、世界が熱視線を送っているビッグマッチはいかなる決着を見るだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1caf45c62009ca1b32344b9bf508c5102a44dabd