【JBpress】「AUKUS」潜水艦計画に今更の声「日本の潜水艦を採用すべきだった」笑いが止まらない中国

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【JBpress】「AUKUS」潜水艦計画に今更の声「日本の潜水艦を採用すべきだった」笑いが止まらない中国

1: 仮面ウニダー ★ 2022/12/15(木) 07:20:05.95 ID:xJOH1ZlY
(北村 淳:軍事社会学者)

 アメリカが中国海洋戦力に対する劣勢を挽回すべくイギリスとオーストラリアを引き込んで対中軍事同盟「AUKUS」を結成して1年経過した。

 AUKUSの目玉は、なんといってもアメリカとイギリスが協力してオーストラリアに攻撃型原子力潜水艦(以下「攻撃原潜」)を供給するという取り決めである。

 そもそもAUKUSが結成されるはるか以前より、中国海洋戦力が南沙諸島を制圧しつつある状況に脅威を感じ始めたオーストラリアは、極めて弱体な海軍力を強化するために新型の非原子力推進潜水艦(以下「潜水艦」)を12隻手に入れることを決定した。しかし、自国に潜水艦建造技術がないため、海外から技術を導入し海外メーカーの協力を得ながらオーストラリア国内で建造する計画が打ち出された。

「世紀の武器取引」といわれた12隻の潜水艦開発建造には、フランス、ドイツ、そして若干遅れて日本も名乗りを上げた。

 日本国内では安倍首相が自ら動いたことも相まって日本優勢などという手前勝手な期待が持たれたが、2016年4月、かねてよりオーストラリア海軍や政界に食い込んでいたフランスの提案が採用された(本コラム2016年3月3日、4月14日、5月5日参照)。

奪い取られた「世紀の武器取引」

 しかし、実際にフランスとオーストラリアによる共同開発計画がスタートすると、建造予定価格は見積もりの数倍に跳ね上がり、納入推定期限も数年以上先送りになってしまった。

 そのため、オーストラリア国内やアメリカ海軍関係者などの中からは「日本製潜水艦を採用するべきであった」との声が上がった。実は海上自衛隊の潜水艦を知るアメリカ海軍の潜水艦関係者たちは、性能、価格、そして日米海軍の協力関係などの諸点によって日本製を推していたのだった。

 とはいっても国家間の契約を締結し、フランス政府も強力にバックアップしている潜水艦建造計画を蔑ろにできないオーストラリア政府は、窮地に追い込まれてしまった。

 ちょうどその折、中国海洋戦力に追いつかれ、一部能力では追い越されてしまったアメリカは、自らが主導する対中包囲網に同盟国や友好国の戦力を強化させて結集して、海洋戦力復活までの時間稼ぎを画策し始めた。

 その一環として、アメリカはイギリスとともにオーストラリアの苦境を救い、確固たる軍事同盟を結成してしまうという挙に出た。すなわち、フランスとの契約を米英両国がバックアップして反故にしてしまい、12隻のフランスの新型潜水艦の代わりに米英の攻撃原潜(6~8隻)をオーストラリアに供給しようというのである。つまりは、アメリカとイギリスで「世紀の武器取引」をフランスから奪い取ってしまったのだ。

以下ソースから
2022.12.15(木) (北村 淳:軍事社会学者)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73125?page=3
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73125?page=4


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