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【阪神】岡田新政権いきなりの〝アレ〟も十分ある! 伊勢孝夫氏が分析「鍵を握るのは右翼」
阪神は今オフ、岡田彰布監督(65)をチームの新指揮官として招聘。2005年に猛虎を最後のリーグ制覇へと導いた百戦錬磨の知将のタクトに注目が集まる。06年に巨人のスコアラー、07年には一軍打撃コーチ補佐として第1次岡田政権の分析に従事した本紙評論家の伊勢孝夫氏は岡田監督のベンチワークの巧みさを高く評価。投打ともに若い選手がそろう阪神なら、新政権発足初年からの〝アレ〟も十分に可能性があるとの見解を示した――。
【新IDアナライザー・伊勢孝夫】状況を的確に判断し、突拍子もないサインは出さない。ただし予想通りには決して動いてくれない。私にとっての岡田監督の印象はそんなところだろうか。ここは送って来るだろうと思っていたらエンドラン、スチールに切り替えてくるなど敵軍ベンチの意表を突くことにも長けていた。選手を信頼し、失敗しても「指示をしたベンチの責任」と腹をくくった安定感のある采配が記憶に残っている。今季も慢性的な得点力不足に悩んだ阪神だが、ベンチワークでもぎとる得点は来季以降、間違いなく増えてくるだろう。
投手陣は間違いなく12球団屈指の顔ぶれがそろうだけに、「大コケ」することは考えにくい。手堅いマネジメントができる岡田監督なら来季は最低でもAクラスでシーズンを終えるだろう。近本、中野、大山らの主力打者も期待通りの数字を残すはず。期待値の高さゆえか佐藤輝もいろいろ言われているようだが、私は着実に成長を遂げていると思っている。広い甲子園で大卒から2年連続で20本塁打以上をマークできる左打者はそうそういない。長距離砲には手を出さず、新外国人としてノイジー、ミエセスのような中距離打者の獲得に動いた点も、リアリストの岡田監督らしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/58dd949239e0e4fcd7a7bfca700fdb51bac71d8b