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【武器使用禁止】中国とインドが国境地帯で衝突、両軍が素手で殴り合い
インド陸軍は12日、中国が領有権を主張するインド北東部アルナチャルプラデシュ州タワン地区で、中印両軍が9日に衝突し、双方で複数の負傷者が出たと明らかにした。いずれも軽傷で、衝突後すぐに両軍が現場を離れたという。
複数の印メディアは、中国側の部隊は300人以上に上り、少なくとも6人の印兵が負傷したと伝えた。
シン印国防相は13日、衝突は両軍兵士の素手での殴り合いによるものだったと国会で説明。
11日には現地の司令官同士の話し合いで対立の解決を図ったという。
中印の未画定の国境では、2020年6月に印北部カシミール地方で両軍が衝突し、兵士20人以上が死亡してからにらみ合いが続く。
21年1月にも印北東部シッキム州での小競り合いで、両軍に負傷者が出た。