2022年12月12日、韓国の関税庁が「12月01~10日の輸出入動向」を公表しました。
2022年12月01~10日
輸出:154億2,100万ドル(-20.8%)
輸入:203億4,400万ドル(-7.3%)
貿易収支(輸出 ? 輸入):-49億2,300万ドル
2022年01月01~12月10日累計
貿易収支(輸出 ? 輸入):-474億6,400万ドル
※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』
あくまでも通関ベースですが、12月も赤字スタートで10日間で「-49億2,300万ドル」。
2022年はここまで累計で「-474億6,400万ドル」となりました。まだ20日ありますが、赤字が500億ドルに達する可能性が高まっています。
2008年の韓国通貨危機時に記録した「-132億6,700万ドル」以来の「通年での貿易赤字」となります。
輸出品目の対前年同期比の増減を見ると以下のようになっています。
2022年12月01~10日
半導体:-27.6%
鉄鋼:-37.1%
自動車部品:-23.2%
無線通信機:-46.6%
精密機器:-27.8%
韓国が誇ってきた主力輸出品目は軒のみ大きく減少しています。
「自動車:+42.1%」「石油製品:+20.1%」と増加したものもありますが、自動車は昨年半導体不足で減少したのを取り返しただけの、いわゆる「基底効果」というやつ。石油製品は原油価格の急騰分を上乗せしただけで錯覚です。
さらに、主要輸出相手国別に対前年同期比の増減を見ると以下のようになります。
対中国:-34.3%
対アメリカ合衆国:-2.0%
対日本:-22.7%
対EU:-4.3%
対ベトナム:-23.7%
なんと、12月01~10日は対前年同期比で主要国向けの輸出は全滅に近いマイナスです。
通関ベースではありますが、非常にイカン結果です。
(吉田ハンチング@dcp)
https://money1.jp/archives/95406