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「日本は実質ベスト4」ブラジル代表がW杯敗退で「日本代表の強豪国論」が急浮上!
12/10(土) 6:51配信
サッカー批評Web
日本代表で唯一PKを決めた浅野拓磨 撮影:中地拓也
カタールワールドカップベスト4を懸けたクロアチア代表とブラジル代表の一戦は、日本中の注目を浴びることとなった。
■【動画】日本代表と同じ展開! クロアチア代表の守護神がレアル・マドリードに所属するブラジル代表のPKを神セーブ!■
12月9日、エデュケーションスタジアムでぶつかったのは、日本代表がラウンド16で敗れた相手と、日本国民が準々決勝で対戦すると期待していた国との対戦だ。
この試合はスコアレスのまま90分間が終了。延長戦に突入すると、ネイマールの得点でブラジルが先制するも、クロアチアはブルーノ・ペトコヴィッチのゴールで同点に。1-1の均衡のスコアのまま120分が終了し、PK戦に突入した。
日本代表はこの4日前にクロアチアと対戦していたが、その時とまさしく同じ展開。1-1のスコアで並んだところを、PKで蹴りをつけることとなった。
日本代表はクロアチアを相手に、最初の2人が失敗し、3人目の浅野拓磨が成功。一方のクロアチアは、最初の2人が成功し、3人目が失敗していた。この展開で4人目の吉田麻也が失敗し、逆にクロアチアの4人目が成功。相手GKに3本ものセーブを許したことで日本は1-3で敗れてしまい、国内ではPK戦に関する議論が沸き起こることとなった。
そんな状況で迎えたクロアチアとブラジルのPK戦。先行はクロアチアで、1人目のキッカーはゴール中央に決める。そしてブラジルの一人目のキッカーはロドリゴ(レアル・マドリード)だったが、これは、相手GKに止められてしまう。なんと、日本代表と同じ展開となったのだ。
その後、2人目と3人目は両国ともに成功したものの、4人目で結果が決まった。クロアチアが決めたのに対し、ブラジルのキッカーであるマルキーニョス(パリ・サンジェルマン)は左のポストに当ててしまったのだ。
■「日本は実質ベスト4でいいですか」
これでクロアチア代表は2試合連続でPK戦での勝利を掴み取り、ベスト4に進出。ブラジル代表は優勝候補の本命とされながらも、ベスト8で散ることとなった。
この試合結果は、日本国内でSNS上を中心に大きな話題に。日本はブラジルと同じくクロアチア代表にPKで敗れたことで、“日本代表”が負けたことは仕方ない“”日本代表はブラジル代表同じレベル“という構図ができあがり、称賛と同情の声が続々と見られるように。そしてなんと、「そりゃ日本」と「実質日本」がツイッターのトレンド入りしたのだ。
実際、以下のようなツイートが見られた。
「クロアチアってPK職人?ブラジルが勝てないんだもんそりゃ日本無理だわ……」
「クロアチアがブラジルをPKで倒すことで、そもそもクロアチアのキーパー(リヴァコビッチ)が凄かったと世界が理解した」
「ブラジル、スペインの結果みたら日本のPKボロクソ叩いてた人たちはもう何も言えないだろこれ笑」
「ただあのブラジルでさえ、ここまで苦しんで、そしてPKで負けたんだから、日本は本当よく頑張ったなって改めて思う」
「ドイツとスペイン相手に勝利してブラジル相手に1-1でPK戦まで戦ったクロアチア相手に1-1でPK戦まで行ったから実質日本は世界最強」
「延長後半で同点に追いついてPKでブラジルの息の根止めるクロアチアと引き分けた日本は実質ベスト4でいいですかw」
PKは運か、はたまた練習次第か、とは日本国内で大きな話題となったものの、今大会ではここまでスペイン代表とブラジル代表という強豪国がPK戦で敗退している。サムライブルーが4年後にベスト8を狙うに当たって、生産的な議論が必要となりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/43e77c77fc7c5d3917d92afcb9bd91fbae70c362