クロアチアに敗戦したブラジル【写真:ロイター】
韓国メディア「ブラジル脱落によって、再び韓国の呪いが浮上した」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は9日(日本時間10日)、準々決勝でブラジルはクロアチアと1-1で突入したPK戦の末に2-4で敗れ、2002年日韓大会以来20年ぶりの優勝はならなかった。決勝トーナメント1回戦で敗れていた韓国のある地元メディアは「韓国を侮辱した因果応報」と指摘。さらに、今大会でかつて韓国と騒動を起こした選手たちへの恨み節を記している。
0-0のまま突入した延長戦ではネイマールが前半に先制ゴールを挙げたものの、後半に追いつかれたブラジル。日本を決勝トーナメント1回戦で破り、前回大会から3連勝中とPK戦にめっぽう強いクロアチアの前に沈んだ。これに反応したのが、韓国メディア「sportalkorea」だ。「バルベルデ、ロナウドに続きブラジルまで…韓国を侮辱し、カタールで因果応報」と特集した。
「カタールが韓国を無視した人々に報復の場になっており、苦しい因果応報に見舞われている。ブラジル脱落によって、再び韓国の呪いが浮上した。韓国を軽視した選手とチームは、今回のカタールW杯で思い知ることとなった」
こう物々しく報じた記事が指摘したのは、決勝トーナメント1回戦。韓国はブラジルに1-4で敗れたが、ブラジルは得点のたびに派手なゴールパフォーマンスを披露。チッチ監督まで加わる場面もあった。「世界中のサッカー専門家やスターたちも、ブラジルの敬意のないセレモニーを指摘し、批判した。続くクロアチア戦では戦力を生かすことができず、恥をかく結果となった」と報じた。
さらに「これだけではない」と挙げたのは、2017年U-20W杯。韓国戦で人種差別論争を起こしたとして、ウルグアイMFフェデリコ・バルベルデも「ブラジルと同じ運命を迎えた」と言及した。バルベルデは韓国とのグループリーグ第1戦のシュートがゴールポストに当たり、不振の末にウルグアイはグループリーグ敗退したことを紹介。また、2019年にユベントス所属だったポルトガルFWクリスティアーノ・ロナウドも「同様だ」とし、当時の韓国遠征で出場せずに帰国した騒動を挙げた。
「その3年後、韓国との出会いで恥をかくこととなった」とし、グループリーグ最終戦で韓国がポルトガルを破った試合に言及。「不振はもちろん、ボールをかわし、背中に当たったボールがキム・ヨングォンの同点ゴールを助けることとなった。同日の評点は5.1にして最悪だったことに加え、ベスト16の一戦ではベンチメンバーに留まることとなった。ロナウドの屈辱は現在も続いている」と皮肉った。
THE ANSWER編集部