番組では、岸田文雄内閣の支持率低下を受けて加速する「ポスト岸田」の動きについて語られた。
青山氏は「1か月に3人も(閣僚が)辞めるなんて前代未聞」「政権自体が非常に危機的」としながらも、「(岸田氏が)すぐに辞めなきゃいけない状況になっていない」「辞めなきゃいけない理由がない」と指摘。
元衆議院議員の杉村太蔵氏は、岸田氏自身が議員会館や自民党本部などを移動しながら自民党の要人と会っているのは「党内の支持基盤が弱まっているのでは」と指摘すると、青山氏も同意し、「(岸田氏は)自分が孤立しているもんだからみんなの意思疎通を自分がやっている」と話した。
ただ、青山氏は、旧統一教会の被害者救済法案が野党の立憲民主党と日本維新の会も賛成して成立する見込みとなった背景には「岸田さんは野党ともすごい話し合いをしてですね。相当野党にも妥協して、立憲も維新も賛成に回らせた」と話し、「離れ技をやってのけた」と評価した。これまで野党と言えば反対一辺倒なのがセオリーだが、妥協点を見つけ話をつけた岸田氏の手腕を青山氏は「最後開き直って粘り腰を見せた」と高く評価した。
さらに、青山氏は「(岸田氏は)このところ開き直ってるところが出てきたんです。ここ1~2週間で」と話し、「年が明けて新しい体制を、内閣改造するかはわかりませんけど。チーム岸田を立て直して通常国会が始まれば『やっぱり選挙もないししばらく岸田さんで』という流れも、ここ数日で出てきたかなという感じなんですね」ともコメント。
青山氏は来年4月の統一地方選挙の結果次第では、ポスト岸田として河野太郎氏や茂木敏充氏を模索する可能性はあるとしたものの、現時点ではポスト岸田は存在せず、政権がしばらく続くのではないかと指摘していた。
これには、ネット上で「岸田さんの次の人って言われても正直思い浮かばないわ」「3年後まで選挙ないって言っても、余裕ぶっこいてたらダメなんでは」といった声が聞かれた。