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W杯GL敗退ドイツ「日本戦の20分間」を後悔「あの敗戦が全てを台無しにした」
敗退が決まり、引き揚げるドイツイレブン(AP)
◇1日 サッカーW杯カタール大会 1次リーグE組 コスタリカ―ドイツ(アルホル)
ドイツは4―2でコスタリカに打ち勝ったが、勝ち点4で並んだスペインに得失点差で「5」及ばず。W杯優勝4度の巨人が、まさかの2大会連続1次リーグ敗退に追い込まれた。
ドイツの面々にとって、後悔は1―2で逆転負けした11月23日の日本戦の方が大きかったようだ。ドイツ紙ヴェルトによれば、フリック監督は「終止符を打たれたのは今日じゃない。日本戦の20分間だ」と断言した。
この日の2得点が空砲に終わってしまったFW/MFカイ・ハーバーツ(23)は「あんなに質の低いプレーで日本に負けてはならなかった。あの敗戦が全てを台無しにした。われわれのプレーは敗退にふさわしかった」と吐露。攻撃陣の主将格だったFW/MFトーマス・ミュラー(33)も「日本が勝ったことは、信じられないほどつらい」と、言葉を搾り出した。
ミュラーは、この日のコスタリカ戦については「枠内シュート32本を打ったが、それでも7点の得失点差をはね返すほど効果的ではなかったということ。自分たちの宿題はやった。いまはぼんやりした気分だ」と語った。
同監督は「今大会、うちは全く効果的ではなかったから敗退した。もちろん、失望は大きい」とコメント。戦犯扱いを受けることは不可避な状況だが、「辞任? それは私が決めることではない。私のモチベーションはこのチームと仕事をすることだ。試合直後のいまは、これ(去就)に関して話をする適切な時ではない」と語った。(写真はAP)