阪神・佐藤輝明、３０発へ新相棒！飛距離ＵＰへグリップエンド細く「小指をかけてもヘッド下がらないように」

阪神・佐藤輝明内野手（２３）が２日、大阪市内で３年ぶりに開催された「ミズノブランドアンバサダーミーティング」に参加した。今季は左打者として史上初の新人から２年連続２０本塁打をマークしたが、さらなる飛距離アップを目指し、グリップエンドを細くしたバットに変更。〝新相棒〟を武器にさらに飛躍する。

来季の〝相棒〟について、納得いくまで思いを伝えた。初のアンバサダー会議を終えた佐藤輝が充実の表情を浮かべた。

「直接会って自分の要望やディテールを細かな部分まで話ができてよかった。きょうお話ししたアイテムが上がってくるのが楽しみです」

コロナ禍で３年ぶりの開催。スパイク、三塁グラブと打ち合わせが続く中、やはり、最も大事なバットの要望には熱がこもった。

「小指をかけた状態でも、ヘッドが下がらなくなるようなグリップエンドの形状にできないか模索しています」

秋季キャンプから改良を重ねてきたグリップエンドは以前よりも大幅に直径をカット。担当する名和民夫クラフトマンは「より遠くへ飛ばすことができます」と効果を語った。

グリップエンドの重さを減らすことで重心はヘッド側へ。より遠心力を利用することで、飛距離を伸ばす。もちろん、スイング時にバットはより重く感じるが、そこは持ち前のパワーでカバーするつもりだ。

「自分も今まで以上にこだわりを持って、自分に合うバットを見つけたいです」

来季の目標は３０本塁打以上。頼れる新相棒を駆使し、アーチを量産していく。（原田遼太郎）