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川淵三郎氏 昨年末、森保監督に意見したところ猛反論されていた! その内容に「なるほどな…」
日本代表は23日の1次リーグ初戦で強豪ドイツに2―1で逆転勝ち。W杯16強が最高成績という日本がW杯を4度制したドイツを撃破したことで世界中に衝撃を走らせた。だが、W杯アジア最終予選では初戦から苦戦続き。一時はSNS上を中心に森保監督の解任論も噴出した。
川淵氏は日本がまだカタール大会の出場権を得る前だった昨年末に森保監督と話をする機会があったとし「もっと組織的に攻撃するのを日本のファンが楽しみにしているのに、今の代表はそれがないから見てて面白くない!」と厳しい言葉を突きつけたことを明かした。
だが、川淵氏によると森保監督は「川淵さん。昔の日本は組織でいろいろ形をつくってやってたけど、今はヨーロッパに行っている選手が多いから組織じゃなくて個の力の突破でもって攻撃をするんです。そのバランスが難しいんで」と猛反論。「なるほどな…」と思ったという川淵氏は「いま見てると、個の力の、それぞれの特長をうまく生かしてこの前の2点につながっているんでね」とドイツ戦で挙げた堂安、浅野の得点について触れた上で「ああ、もう監督の一番苦労した形が今いい方向に出ているんだなって、やっぱり納得できましたよね」と続けた。
「もうね、ハラがすわってね。そのころは“監督代えろ、代えろ”って話が僕のところにさえ来るんですよ。僕は何もそんなこと決められないのに。その時にも彼は本当に度胸がすわってましたよ。だから絶対に大丈夫だなとも思って彼を信じてたら結果的にはそうなったんでね。本当にいい方向に行ってますね」と川淵氏。日本時間27日午後7時からコスタリカとの1次リーグ第2戦に臨む指揮官に全幅の信頼を寄せていた。
また、その後、「さっきの話の続きだけど…」として「まだ負けている時に“お前、ちょっとベテラン選手に遠慮してそういうポジション決めてんじゃないの?自分の思う通りにやればいいんじゃないか”って言ったら“川淵さん、僕は川淵さんが思うほど優しい男じゃなくて私は冷酷な男です。そんなことは絶対に自分でやりません”って言われたんでね。また凄いなーって。あの優しい顔にはそういう言葉が出て来るとは夢にも思わなかった」とも話していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/12c8fdc97ebc87a09e6c765dcc88958deb0b2c58