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阪神・原口文仁内野手(30)が29日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、600万円アップの推定年俸3100万円で一発サインした。プロ13年目の今季はレギュラーシーズン終盤に「5番・一塁」で12試合にスタメン出場し、Aクラス入りに貢献。今オフは5年ぶりに「忍者の里」で知られる三重県伊賀市での自主トレを再開する。自身のパワースポットとなる場所で原点回帰し、17年以来6年ぶりの開幕スタメンに挑む。
年俸アップの喜びも一瞬だった。チーム屈指の勝負強さを誇る原口は、岡田監督とともに迎える新しいシーズンに照準を合わせた。
「年俸は少し上がりました。少し出遅れたけど、8月、9月はチームに勝ちをつける打点を挙げることができたのは、すごく良かった」
捕手から内野手に登録を変更し、バットで勝負することを誓った今季だった。6月13日には新型コロナウイルス感染などで2軍調整が続いたが、終盤に存在感を発揮。特に9月は11試合に先発し、月間打率・405、8打点と打線に刺激を与えた。9月28日のヤクルト戦(神宮)では同点の8回2死二塁で清水から左前適時打を放ってチームの単独3位に貢献。10月10日のクライマックスシリーズ(CS)ファーストS第3戦となったDeNA戦(横浜)でも同点の6回1死二塁で左翼へタイムリーを放った。
「少ない打席で結果を出すため、ノーステップでミスショットをなくそうとしたのが結果につながった。思い切ってやったのが良かったと思う」
さらなるレベルアップを誓って、今オフは5年ぶりに縁起のいい伊賀上野で自主トレに取り組む。16年から3年間汗を流し、16年は支配下登録、17年は初の開幕スタメン、18年は桧山進次郎に並ぶシーズン代打の球団最多記録(23安打)を達成。まさに原口にとってはパワースポットだ。
「監督も代わって、今年の成績は全く関係なく競争になる。自分にしか経験してないことはたくさんある。一塁も外野も練習して、来たるべきチャンスに備えたい。自主トレから野球に集中して、開幕スタメンを目指したい」
一塁・大山固定という方針の中、左翼でポジションを狙う意気込みだ。忍者の街での山ごもりで、“クセ者道”を極め、必殺技も会得する。 (鈴木 光)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6df20af1b4291c6acaa8adf96f6557b3ea9b6fbb
奈良・智弁学園高から阪神タイガースに入団した前川右京選手。岡田新監督のもと、2年目となる来季は飛躍が期待されています。
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