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阪神・藤浪晋太郎「最後はタイガースで終われたら」 ポスティング・メジャー挑戦後の思い明かす
ポスティングシステムによる米大リーグ挑戦を表明している阪神・藤浪晋太郎投手(28)が26日、甲子園で行われた「ファン感謝デー2022」に登場。
「虎トーーク!」のコーナー内で「最後はタイガースで終われたら」と語り、将来的に虎で現役引退したい思いを明かした。
結果で恩返しをし、大きな大きな夢をかなえる。いつの日かまたタテジマを身をまとい、超満員の甲子園に帰ってくる-。
舞台が海の向こうに移ったとしても、藤浪のタテジマへの愛は揺るがない。
「虎トーーク!」の冒頭、MCの陣内智則から「メジャーで活躍していただいて、そしてまたタイガースに戻ってきてくれますよね?」と質問が飛ぶと、即答した。
「もちろんです。最後はタイガースで終われたらなと思っています」
2013年に大阪桐蔭高からドラフト1位で入団し10年。ルーキー年からの3年連続2桁勝利もあったが、良いことばかりではなかった。
通算57勝54敗、防御率3・41という数字で虎を離れようとしている。それでも背中を押してくれる人たちがいたから、キャリアの最後は虎で燃え尽きたいと、詰めかけた虎党へ真っすぐに伝えた。
トークコーナーの後にはミニゲーム形式の「野球シチュエーションマッチ」にも参加し「1番・一塁」で出場。
一回の打席では三塁へのボテボテのゴロに全力疾走するなどハツラツとしたパフォーマンスで球場を盛り上げた。夢がかなえば、12年の春夏連覇以降、どんな日も藤浪の味方だった甲子園ともしばしの別れとなる。
「(ここまで)いろいろあったなと思いながら一日過ごしていた」と感慨深げだった。
現在は鳴尾浜を中心に自主トレを行っている。
自身が置かれた状況については「まだポスティングを正式に申請していない段階。期限が、申請してから45日間しかないので、出すタイミングも考えないといけない」と説明した。
ポスティングシステムの申請を開始し、米大リーグの球団との交渉がまとまれば、もう飛び立つだけだ。かなえたい夢がある。帰ってきたい場所もある。やるしかない。
「成績を出してアメリカに行くのがベストな形だったんでしょうけど、そうではない中、応援してくださる方が多いので、一生懸命、結果で恩返しできたら」
イベントの最後にはグラウンドを一周し、スタンドからの拍手や声援に応えた。虎党の思いを胸に、藤浪は野球人生の第2章を切り開く。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d27d54352079f70f692d978e158f263f1e57039e