阪神・植田海、「明るく笑顔がすてきな」３歳下一般女性と結婚　２３年シーズン９年目「もっともっと頑張らないと」

　阪神・熊谷敬宥内野手（２７）が結婚していたことが２９日、分かった。お相手は埼玉県出身で立大の２学年下の一般女性（２５）。４年の交際期間を経て、昨年１２月２８日に婚姻届を提出。兵庫・西宮市内で新婚生活を送る“虎のイケメン”は「目標はビッグスマイルファミリー！　笑顔の絶えない家庭を築きたい」と誓った。

　出会いは立大３年時。「波長が合うし、お互いカラオケ好き」と意気投合し、４年秋から交際が始まった。１７年にプロ入り後は兵庫の選手寮と東京との遠距離恋愛。日課の電話で心の距離を縮め「一緒にいるならこの人」と気持ちが固まった。

　２人の間で結婚の話題が出ていた中、昨年１２月に彼女が「乗りたい」と口にしていた船でのナイトクルージングへ。「プロポーズするならここしかない」と、サプライズで婚約指輪と「あなたしかいない」という意味の１本のバラを渡した。「結婚してください」。真っすぐな言葉に彼女は「お願いします」とうなずいた。

　今季は６３試合に出場し、自己最多タイの７盗塁。うち３８試合が大事な場面での代走出場だった。「体重が落ちない、太らない」を重視する夫を支えるため、妻はアスリートフードマイスターの資格を取得してタンパク質が豊富な卵や豆腐料理を食卓に並べた。「体調を見ながら食事を考えてくれる」と熊谷は感謝。体重はベストの６８キロを保ってシーズンを完走した。

　岡田監督からは内外野を守れる万能選手として期待される。「来年はチャンス。開幕スタメンも目指したい」と熊谷。夫人をもっと笑顔にするため、さらなる飛躍を目指す。

　◆熊谷　敬宥（くまがい・たかひろ）１９９５年１１月１０日、仙台市生まれ。２７歳。小学３年から野球を始め、南光台中では仙台東部シニアに所属。仙台育英２年夏から３季連続で甲子園に出場し、高校日本代表に選出。立大では主将を務め、４年春にリーグ戦と全日本大学選手権で優勝。１７年ドラフト３位で阪神入団。１７５センチ、６８キロ。右投右打。来季年俸１７５０万円。

愛されイケメンのゴールインに女性ファン“クマちゃんロス”？

■ちょっといい話　クールなイメージがあるイケメン熊谷だが、愛されキャラのムードメーカーだ。真剣な表情で白球を追う姿にハートを奪われるトラコ（阪神の女性ファン）が多いのはよく分かる。だが、グラウンドを出れば…。

　秋季キャンプの練習の合間には二遊間で一緒にノックを受けていた２０歳の高寺にちょっかいを出してばかり。後輩がかぶっていた帽子を急に奪い、地面の土をつけてニヤリ。高寺は困り顔で「ほんと意地悪なんです」と言いながらも「一緒にいたら面白い」と笑みを浮かべた。

　クラブハウス内で音楽が流れると、その歌手のマネをしながら大熱唱。「うるさい！」とナインに言われることもしばしばだが、熊谷の周りはいつも笑い声が絶えない。もちろん、奥さんも「面白くて、いつも笑顔にしてくれる」とにっこり。そんな姿を見ていると、「ビッグスマイルファミリー！」になれると確信する。トラコの間で「クマちゃんロス」の予感もするが、本当にご結婚、おめでとうございます。（阪神担当・森脇　瑠香）