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前阪神の右腕・守屋 プロ8年間の貴重な経験、次のステージで還元を
阪神を戦力外となり、仙台で行われた合同トライアウトに参加した守屋功輝投手(29)が、23日に鳴尾浜の球団施設に荷物整理に訪れた。「NPBからのオファーはありませんでした」。トライアウトでは最速147キロを計時して打者3人を打ち取り「状態はもっと上がると思う」とアピールしていたが、吉報は届かなかった。
「複数の社会人野球の企業さんから、お話をいただきました。何もないより幸せだと思います。『どうしようかな』といろいろ悩みましたが(進路を)ほぼ決めている状態です」
再びアマチュア野球に舞台を移して、プレーを続ける意向だ。
社会人のホンダ鈴鹿から2015年ドラフト4位で阪神に入団。4年目の19年には中継ぎで57試合に登板して2勝2敗、防御率3・00と活躍した。そのオフに年俸700万円から3倍増の2300万円への大幅昇給も経験した。
20年以降は右肩の故障にも泣いたが、プロで過ごした8年間をこう振り返った。「見たことなかった世界に入って、テレビで見ていた人たちと一緒にプレーするというのも変な感じで、最初は『大丈夫かな』と思っていたんですけど『入った以上はやるしかない』とがむしゃらにやって、1年間ですけど、1軍で戦えた。なかなかできない、いい経験ができた」。酸いも甘いもかみ分けた日々は財産だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c4711867f1b6511d707678cf8f3648ec5ccc682