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【食楽調査/写真】ペヤングの「超大盛チーズタッカルビ風やきそば」を食べてみたら韓国ではなくイタリアの風を感じた件
「ペヤング 超大盛チーズタッカルビ風やきそば」324円(税込)
カップ焼きそば「ペヤング」でお馴染みの『まるか食品』より、世のペヤンガーを満腹のヴァルハラへと誘う人気商品「ペヤング超大盛りやきそば」シリーズ最新作「ペヤング 超大盛チーズダッカルビ風やきそば」が登場。12月日の一般発売に先駆け、11月21日よりコンビニエンスストア『ローソン』にて先行販売がスタートしています。
韓国料理の中でも高い人気を獲得している「チーズタッカルビ」を再現した今回の「超大盛」。2玉分の麺をベースに、具材はキャベツとにんじん、鶏肉を使用。味の決め手となるソースも、味噌や豆板醤が入ったタッカルビ仕様となっております。ペヤングとチーズタッカルビという異色の組み合わせは果たしてアリなのか、それともナシなのか。実食にて確認してみたいと思います!
◆「ペヤング 超大盛チーズタッカルビ風やきそば」を実食!
後入れ調味料の小袋にはたっぷりの粉チーズが入っていました
820mlとたっぷりのお湯を注いで待つこと約3分。ソースを麺の上にあけると、辛味の存在を伺わせるヒリっとした香りが漂ってきます。しっかりと混ぜて、最後は「後入れ調味料」の小袋を…おお、これ粉チーズだったのか。香りが一変し、チーズの風味に塗り替えられました。
どう贔屓目に見ても「チーズタッカルビ」の雰囲気は…ありません
さあ、どんな味なんだ? 麺をリフトして一口。最初に感じたのは辣油のヒリリとした辛さで、続いてはペヤングの特徴である麺の柔らかな食感と甘味。粉チーズのコクと風味も、ちゃんと後から追い掛けてきます。
この味わいはチーズタッカルビというよりも、イタリアンなテイストを感じさせます。よくよく見れば、カップ内の色合いも白(麺と粉チーズ)・緑(キャベツ)・オレンジがかった薄い赤(ソースとにんじん)と、チーズタッカルビ風どころかイタリアの風が吹いちゃってます(笑)。
粉チーズが多くかかっていたところは粉チーズの風味とコクが強くなり、ソースも混ざり方の濃淡で辛味が強め&麺の甘さが強めと、ナチュラルに味変が発生。キャベツとにんじんの野菜感、鶏肉っぽさはほぼないものの噛み締めるごとに旨みが出てくる鶏肉と、カップ焼きそばトータルでの味わいは全くもって問題なし。
いわゆる“後引く美味しさ”のおかげもあって麺をすする速度が落ちることはなく、またビバークする間すら必要としません。結局、2玉分のボリューム(1183kcal・炭水化物131.1g)をさほど感じることなくペロッと完食。ごちそうさま!
◆やきそば×チーズタッカルビの組み合わせはアリorナシ?
正直な話、これを「チーズタッカルビを再現した焼きそば」というのは、いやあんた無理にも程ってものがあるでしょと、笑いながら怒るレベルの別物。ピリ辛なソース、にんじんと鶏肉の具材、そして粉チーズと、チーズタッカルビに何とかして寄せようとしている姿はちらほら垣間見えますが、きめ細かくて風味&コクが豊かな粉チーズが上質なこともあって、イタリアンなテイストを先に想起させる仕上がりに……。
ただ、チーズタッカルビから離れた位置にあるという点を除けば、変わり種のカップ焼きそばとしては普通以上の美味しさ。ずっしり来るはずの麺2玉分もピリ辛テイストのおかげで“重さ”を全く感じさせず、ソースと粉チーズの混ざり具合のムラが逆に味に変化を与える形となって、飽きが来ないナイスな味わいになっています。
食前のテーマ「ペヤングとチーズタッカルビという異色の組み合わせは果たしてアリなのか、ナシなのか」ですが…うーん、正解が導き出せないなこれ(苦笑)。とりあえず、食べ終わって美味しかったのならばそれでよし、ってことにしときましょうか。ぜひ皆さんも実食して、頭を悩ます美味しいテイストを楽しんでみてはいかがでしょうか。
結論
・チーズタッカルビをほとんど感じられなかったため、焼きそばとの組み合わせのアリorナシについては「判断不能」
・カップ焼きそばとしては「問題なく美味しい」
コラム・食レポ2022/11/27 10:49
https://www.syokuraku-web.com/column/97430/f/