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「スッキリ」打ち切り最大の理由は加藤浩次のギャラ? 「月に1600万円は高すぎた」
(出典:デイリー新潮) |
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2022年11月27日
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/11270556/?all=1
(出典 www.dailyshincho.com)
日本初の「ワイドショー」は昭和39年に放送が始まったテレビ朝日(当時は日本教育テレビ)の「モーニングショー」とされる。
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以来、58年。このほど日本テレビ系列の朝の情報番組「スッキリ」が、来年3月で終了することが明らかになった。お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(53)を総合司会に迎えて平成18年4月にスタートし、17年にわたって放送されてきた日テレでも有数の現役長寿番組である。
放送記者が解説する。
「番組終了が発表された直後の11日、加藤は“始まる時は加藤なんて1年で終わるだろうと言われた。17年という期間をやらせていただいて感謝しかないです”とコメント。やり切ったという思いがあるようです」
■勢いに陰りが
朝8時からの時間帯では、「スッキリ」のほか、テレ朝の「羽鳥慎一モーニングショー」、TBS「ラヴィット!」、フジテレビの「めざまし8」といった番組が、熾烈(しれつ)な視聴率競争を繰り広げている。
「世帯視聴率1位は報道色が濃くて中高年に人気な『羽鳥~』ですが、『スッキリ』は政治経済だけでなくライフスタイルやエンタメなど幅広いテーマを扱い、“コア層”と呼ばれる13歳から49歳男女の視聴者の支持を集めてきました。一時は『羽鳥~』を超えて、同じ時間帯の1位を記録した時期もあったんですよ」
ところが、最近は徐々にその勢いに陰りが差していたという。
「視聴率で『羽鳥~』に水をあけられる日が増えていましたから。たびたび失言の類が報じられるなどの不安定さから、長らく3位に甘んじていた俳優の谷原章介(50)がMCを務めるフジの『めざまし8』にも、肉薄される日が多くなっていましたね」
■1日あたり80万円
当の日テレは番組終了の理由を「テレビを取り巻く環境やニーズの変化に対応するため」と説明した。が、当の番組関係者は言う。
「打ち切りの最たる理由は加藤さんの高額なギャラです。1日あたり80万円、それが月~金曜の週5で月に1600万円。視聴率が好調ならまだしも、最近は数字の低下とともにCMの数も減り、現場も制作費の縮小を強いられている。それを考えれば、年間2億円というギャラはあまりに高過ぎました」
昨年12月には、番組プロデューサーをはじめ、加藤が信頼を寄せていた複数のスタッフが異動していた。
「そもそも加藤さんがMCに抜擢されたのは、吉本興業の営業努力があったから。にもかかわらず、彼は吉本芸人のヤミ営業問題の際に経営陣を痛烈に批判してしまった。以来、吉本側は繰り返し加藤さんの降板を打診していたともいいます」
■「事務所的には万々歳」
吉本社員が後を引き取る。
「ウチの上層部はいまも加藤を許していませんからね。騒動の後、加藤はエージェント契約に切り替わったので事務所の実入りは減りましたし、後継番組で吉本所属の芸人がMCを務めることになれば、事務所的には万々歳。社内には“ようやく加藤を切れた”との声もあるくらいです」
その吉本興業から多くの芸人が出演する「ラヴィット!」は、いまや視聴率で「スッキリ」をしのぐ日が増えつつあるという。
「もはや、加藤さんのように押しの強いキャラが前面に出るスタイルは時代遅れになっている。むしろ羽鳥さんや谷原さんのように、断定した物言いを封印して、一歩引いている方が受けが良い。といって、それでは加藤さんの持ち味が生かせません」(先の番組関係者)
スッキリしたのは誰?