あわせて読みたい
W杯・グループC第2節 ポーランド、サウジアラビア下し今大会初勝利!レヴァンドフスキW杯初ゴール&シュチェスニーはPKセーブで貢献
【スタッツ・フォーメーション】ポーランド対サウジアラビア
優勝候補アルゼンチン代表との初戦で、先制を許しながらも見事な逆転劇で金星を挙げたサウジアラビア。ここで連勝できれば決勝トーナメント進出が決まるサウジアラビアに対し、初戦でメキシコ代表とスコアレスドローに終わったポーランドも勝って最終節に弾みを付けたいところ。メキシコ戦ではPK失敗もありW杯で未だノーゴールのエース、レヴァンドフスキの初ゴールにも期待がかかる。
立ち上がりからペースを握ったのはサウジアラビア。アルゼンチン撃破の立役者となった10番のアルドサリがよくボールに絡み、少ない手数でポーランドゴールへと迫る。13分にはケンノの中央突破から、右のアブドゥルハミドを使ってリターンをエリア内右のケンノが右足で狙うが、ここはGKシュチェスニーがワンハンドではじき出した。
ポーランドの反撃は26分、ジエリンスキの右CKをゴール前のビエリクが頭で合わせるも、コース上にいたアルシェフリが頭でブロックしゴール上へと外れる。
試合が動いたのは39分、右サイドを駆け上がったキャッシュの折り返しを、ゴール前に飛び出したレヴァンドフスキのシュートはGKがブロック。しかしこぼれ球を拾ったレヴァンドフスキがエリア内右から折り返すと、ゴール前のジエリンスキが強烈なボレーシュートで押し込みポーランドが先制する。
優位に試合を進めながらも先制を許したサウジアラビアだが、アルゼンチン相手に逆転したばかりのサウジアラビアは下を向かない。42分、エリア内右でアルシェフリが倒されると、VARとオン・フィールド・レビューの結果、サウジアラビアにPKが与えられる。このPKをアルドサリが蹴ると、GKシュチェスニーがゴール左ではじき出し、こぼれ球をアルブレイクが詰めるも、再びシュチェスニーが触ってゴール上へとわずかに外れる。
同点の絶好機を逸したサウジアラビアは、1点ビハインドのまま迎えた後半、アルナジェイに代えてアルアビドを投入して立ち上がりから怒涛のような猛攻を仕掛ける。55分には左からの折り返しにアルアビド、アルシェフリがゴール前へと飛び込み、最後はアルドサリが押し込むもGKシュチェスニーが体でブロックしピンチをしのぐ。
60分にはペナルティーエリア手前でボールをキープしたアルドサリのスルーパスに抜け出したアルブレイカンがエリア内左からシュートを放つが、これは枠を捉えることができない。
守勢の続くポーランドも反撃。63分、左クロスをミリクが頭で合わせるもクロスバーを叩く。21分には右からの折り返しをレヴァンドフスキがニアサイドに飛び込んで合わせるも、右のポストを直撃する。
直後にジエリンスキに代えてカミンスキ、71分にはミリクを下げてピオンテクを投入したポーランドに対し、追いつきたいサウジアラビアもアルブレイクに代えてアルガンナムを投入。次の1点を巡って拮抗した展開が続く。
迎えた82分、自陣ゴール前でボールを受けたアルマリキのトラップミスを見逃さずにボールを奪ったレヴァンドフスキが、GKアルオワイスとの1対1を冷静に沈め、ポーランドが大きな追加点。レヴァンドフスキは自身W杯5試合目にして待望の初ゴールを手にした。
こうなると苦しいサウジアラビア。諦めずに攻め続けるが、シンプルなクロスはポーランド守備陣に跳ね返されてしまう。アディショナルタイムの7分間でもGKシュチェスニーの牙城を崩せず、上手く時間を使って逃げ切ったポーランドが今大会初勝利を挙げた。
グループCの第3節、ポーランドはアルゼンチンと、サウジアラビアはメキシコ代表と対戦する。
■試合結果
ポーランド 2-0 サウジアラビア
■得点者
ポーランド:ジエリンスキ(39分)、レヴァンドフスキ(82分)
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfa574dbebd7a47a8ee26dcce9dc4e19ed77636b