阪神・島田海吏、結婚していた!!　出会いは高校3年時、赤い糸ならぬイヤホンが運命結んだ

　阪神・島田海吏外野手（26）が今シーズン途中に結婚していたことが26日、分かった。お相手は熊本県出身で同学年の一般女性（26）。すでに兵庫県内で新婚生活を開始している。生涯の伴侶のサポートを力に変え、来季こそ不動のレギュラーの座を奪い取る。

　キャリアハイの活躍につながったモチベーションの一つに、最愛の存在があった。島田が、今年のシーズン途中に結婚していたことを明かした。

　「一番、ひかれたのは優しさ。常に僕のことを考えてくれて、気配りができる。これから先も、一緒に頑張っていけると思った」

　5年目の今季は123試合出場、打率.264、17打点。俊足を生かしてリーグ5位の21盗塁など飛躍を遂げた。その原動力に「結婚」があった。

　まさに運命的とも言える出会いは高校3年の時だった。ある日の学校からの帰宅途中。自宅の最寄りである宇土駅で歩いていると、一人の女子高生が声をかけてきた。「イヤホン、垂れてますよ」。見ると、携帯電話につなげていたイヤホンがズボンのポケットから飛び出しており、引きずって歩いていた。それを教えてくれた女性が生涯の伴侶になるとは、この時は想像すらしていなかった。

　その場は、お礼を伝えただけで別れた。だが後日の通学途中、別の高校に通う小、中時代の友人が、女性と一緒に電車に乗っていたのを目撃。再会を果たし、交流が始まった。

　当時は交際に発展することはなく、高校卒業後も時々、連絡を取るぐらいの仲だった。だが今年に入って急接近。島田が「同棲（どうせい）しよう」と熊本から呼び寄せた。同居開始から間もなく、自宅でプロポーズ。出会ってから約10年。赤い糸で結ばれた。

　愛妻はアスリートフードマイスターの資格を持っており、栄養管理も完璧。「料理もおいしくて、カレーとハンバーグがお気に入りです」。来季は二人三脚で、外野の定位置を奪い取る覚悟だ。