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W杯・グループA第2節 開催国カタール、待望のW杯初ゴールも…セネガルが3ゴールを挙げて今大会初勝利を飾る
【スタッツ・フォーメーション】カタール対セネガル
W杯史上初の開幕戦で敗れた開催国となってしまったカタール。同じく初戦でオランダ代表に敗れたセネガルとの生き残りを懸けた第2戦も、地力で勝るセネガルに立ち上がりから押し込まれる展開となる。
人数をかけて粘り強い守備を見せるカタールだが、徐々にセネガルの攻勢が強まり、ゴール前を固める一方でミドルレンジのスペースを使われ始める。24分にはゲイェのミドルシュートがゴール左へとわずかに外れた。
オランダ戦に続いてエースのマネを欠いた影響を感じさせるセネガルだが、41分に意外な形で先制点が生まれる。左サイドからのクロスは精度を欠き、フーヒにクリアされるも足を滑らせまさかの空振り。思わぬミスから目の前に転がってきたボールにいち早く反応したディアが押し込み、前半の終わりという非常にいい時間帯にセネガルが先制する。
さらにセネガルは後半の立ち上がりという最高の時間帯に追加点を奪う。48分、ヤコプスの右CKをニアサイドに飛び込んだディエディウがダイビングヘッドで巧みに合わせた。
2点のビハインドを背負った後のないカタールは56分、右サイドからのFKがゴール前でこぼれ球となり、アブデルカリム・ハッサンが押し込むもこれは目の前にいたアルモエズ・アリに当たってしまう。
61分にはA・ハッサンの強烈なロングシュートがゴール右へとわずかに外れ、63分にはA・アリが左足で狙い澄ましたシュートを放つも、ゴール左でGKメンディが横っ飛びではじき出した。
流れを掴んだカタールは67分、左クロスをゴール前にフリーで飛び込んできたモハマドが合わせるが、セネガルの守護神GKメンディがまたしても驚異的な反応ではじき出した。
攻勢のカタールはアルハイドス、ブーディアフを下げてムンタリ、ハテムを投入。一方、我慢の時間帯の続くセネガルはディアッタ、イスマイラ・サール、ディエディウを下げてパテ・シス、エンディアイェ、ディエンを投入し、77分にはナンパリス・メンディとヤコプスを下げてパペ・マタル・サールとパペ・アブー・シセを投入して逃げ切りを視野に入れる。
しかし直後の78分、A・ハッサンの大きなサイドチェンジから、モハマドの右クロスをゴール前に飛び込んだムンタリが頭でピタリと合わせ、初出場のカタールがW杯初ゴールを挙げて1点差に詰め寄った。
これで勢いに乗るカタールだが、セネガルも引かずに反撃。迎えた84分、エリア内右に抜けたエンディアイェの折り返しをディエンがダイレクトで合わせ、セネガルが3-1とリードを広げた。
こうなると苦しいカタール。アディショナルタイムは6分と長く取られたが、逃げ切りを図るセネガルから追加点を奪うことは叶わず。逃げ切ったセネガルが今大会初勝利を挙げた。
グループAの第3節、セネガルはエクアドル代表と、カタールは強豪オランダと対戦する。
■試合結果
カタール 1-3 セネガル
■得点者
カタール:ムンタリ(78分)
セネガル:ディア(41分)、ディエディウ(48分)、ディエン(84分)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a03e21ce51cb8036c3aa66c8bbf9334f01b0b360