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【朝鮮日報/独自/李在明代表】サンバンウル元会長、北朝鮮への200万ドル送金認める…「捜査結果出れば責任取る」
サンバンウルを巡る捜査は当初、李在明(イ・ジェミョン)代表の弁護士費用を肩代わりしたのではないかという疑惑がきっかけでした。ところが、その過程でキム・ソンテ元会長が外国に逃亡したため、捜査は進んでいません。ただ、サンバンウルが李在明知事が在任中の京畿道をバックとして、北朝鮮とさまざまな事業を進めていたことが確認されました。 結局のところ、キム会長が帰国しなければ、サンバンウルと李在明代表側の間に存在するさまざまな疑惑の真実は解明されない可能性が高まっています。
それに関連して、キム元会長が最近親しい知人たちに打ち明けた発言内容を取材陣が入手しました。北朝鮮事業の見返りとして北朝鮮に200万ドル(約2億8200万円)を送ったのは事実で、検察の捜査結果次第では責任を負う覚悟ができているという内容です。ただ、弁護士費用の肩代わりなど李在明知事に関連する部分は否定したといいます。
ソ・ヨンイル記者の独自取材です。
(記者リポート)
5月に出国したサンバンウルグループのキム·ソンテ元会長はこのほど、周辺人物に検察の捜査についての心境を打ち明けました。最近浮上したサンバンウルの北朝鮮への送金疑惑については、「事業権を得ようと北朝鮮側に200万ドルを渡した」と認めました。
実際にサンバンウルグループは北朝鮮のリゾート建設やレアアース開発など5-6件の事業協約書を北朝鮮と締結しました。しかし、南北関係の冷え込みなどで事業は進展しませんでした。
北朝鮮事業を巡る株価操作疑惑については、株価を上昇させるために複数の北朝鮮事業を進め、関係者を迎え入れたが、人為的な相場操作ではないと述べたということです。
一方で、自身に関連する数百億ウォン規模の横領・背任疑惑については、検察の捜査結果が出次第、責任を負うとの立場も明らかにしました。
サンバンウルに対する捜査の出発点となった李在明代表の弁護士費用肩代わり疑惑については、一線を画しました。キム元会長は「李代表に会ったこともなく、弁護士費用を出したこともない」として、強く否定したということです。
しかし、検察はキム元会長が李代表と近い弁護士を社外理事(社外取締役)として置く方式で弁護士費用を支払った可能性について確認を進めています。
(2022年11月22日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)
朝鮮日報日本語版
2022/11/23 16:37
https://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2022112380031