あわせて読みたい
【韓国国会】 キムパプ(KIMBOP)の世界化を実現しよう…日本の『寿司』の一種などと根拠のない誤解を受けることも
・(韓国の)国会で、「キムパプの新しい価値創造と世界化のためのフォーラム」が開かれて
・大韓民国キムパプフォーラムのキム・ラクフン議長“KIMBOPと表記しよう”
これまで我が国を代表する韓食として、人々はビビンバやプルコギなどを口にしてきた。しかし最近、キムパプがトッポッキと共に、若い世代を中心に注目を集めている。米国CNNが選定した代表的な韓食にもキムパプの名前が載った。
「韓国のキムパプは世界的に日本の『寿司』の一種だというなど根拠のない誤解を受けることもある。我が国でも、ずっと前からありふれた食べ物だという認識のため、その価値を認められない現実が残念だった。新型コロナ以降、食文化が手軽な食事中心へと変化し、既存の韓食トレンドも変わっている。『新韓食』として、キムパプの地位が世界的に高まっている。」
11月18日、国会議員会館第1小会議室では「キムパプの新しい価値創造と世界化推進支援政策樹立のための国会討論会」が開かれた。討論会を主催した「大韓民国キムパプフォーラム」のキム・ラクフン議長の言葉だ。
同フォーラムは、キムパプの変化した地位を知らせて、今後キムパプの世界化を実現するために、関連政策や方策を模索しようという討論会だ。
キム議長は、キムパプの新しい地位を盛り込むために既存の「Gimbap」ではなく「KIMBOP」という新しい英文表記を使おうと主張した。彼は、「外国では、単語の前の席でアルファベットのGよりもKを好み、韓国(Korea)の代表性を帯びる意味とキム(Kim、※「のり」のこと)で作ったキムパプなので、それに合わせてKに変更しよう」と話した。
キム議長は、「キムパプは残飯もなく、コメの消費促進を助けて、一般の認識よりはるかに優秀な価値を持つ」とし、「キムパプは忙しい現代社会において、手軽に食べられる食べ物であると同時に、子どもの頃のピクニック弁当の中の思い出が込められた食べ物であり、その価値について国民の全般的な理解を高め、韓食の一つのカテゴリーとして考え方の転換が必要な時」と言いそえた。
「大韓民国キムパプフォーラム」のキム・ラクフン議長は2015年から毎年、米韓文化院主催で米国内の公立学校の先生と教育行政専門家を対象に大韓民国キムパプの優秀性を教育している。(大韓民国キムパプフォーラム)
フォーラムを後援した「国民の力」のホン・ムンピョ議員は、「最近、我々の主食であるコメの価格が45年ぶりに最大の下落幅を記録し、全般的なコメ生産基盤が揺れている」とし、「キムパプが世界に進出すれば、コメ消費を促進し、ローカルフードと特産物の取引を拡散させ、農漁の所得増大はもちろん地域経済に大きく貢献することになるだろう」と話した。
ホン議員はまた「キムパプは最近ドラマ『奇妙な弁護士ウ・ヨンウ』の人気と共に、全世界的に強力なシンドロームを作り出し、韓国を代表する食べ物として注目されている」とし、「キムパプという新韓食が世界人に愛される代表的アイコンになるよう、その基盤プラットフォーム造成に必要な多様な支援を惜しまない」と話した。
韓食振興院のオ・ヨンホ室長は、「韓国内外のキムパプ動向および世界化方案」のテーマ発表で、「東北アジアと東南アジアは、キムパプ選好度と飲食経験が高い」とし、「選択と集中の海外進出方案を模索し、基盤インフラを構築しなければならない」と主張した。
フォーラムではイ・ジョングン韓国農水産食品流通公社・食品外食支援部長、ビョン・セガン韓国食品産業クラスター振興院チーム長、シン・ミンホ高興郡経済流通課マーケティング総括チーム長、チェ・ヨンランCJGSP(Global Strategic Product:K-Food)チーム長らが、キムパプの世界化に向けた支援政策について討論した。
討論会は韓国食品科学会、韓国ウェルネス産業協会が主管し、農林畜産食品部、海洋水産部、文化体育観光部、農村振興庁、慶尚北道、韓国農水産食品流通公社、韓食振興院、浦項(ポハン)市、高興(コフン)郡が後援した。
シム・ウネ記者
ウーマンタイムズ(韓国語)
http://www.womentimes.co.kr/news/articleView.html?idxno=58340