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【今更】慰安婦運動の背後に北朝鮮か 日本大使館前の少女像守る「大学生団体」は従北政党メンバー 韓国人ジャーナリストが欺瞞性を激白
少女像を守ろうと座り込む若者たち。メディアは当時、「大学生団体」と紹介していた=2020年6月24日、ソウル
韓国人ジャーナリストが、慰安婦運動の欺瞞(ぎまん)性を激白した。ソウルの日本大使館前に設置されている「平和の少女像」を守る活動を行っていた「大学生団体」が、「従北」の政党メンバーだと明らかにしたのだ。朝鮮半島の赤化統一に野望を燃やす北朝鮮が日米韓の連携を崩す材料の一つとして、慰安婦運動を利用している可能性があるという。
「北朝鮮はいまだに統一をあきらめていない。韓国の安全保障を支える日米との協力関係を崩すことで、自分たちの目標を達成したいと思っている。その方法の一つが慰安婦運動だ」
韓国で慰安婦運動の問題点を追及するフリージャーナリスト、朴舜鍾(パク・スンジョン)氏は夕刊フジの取材に対し、北朝鮮の狙いをこう読み解いた。
朴氏は今月16日に東京都文京区で行われた「慰安婦問題を巡る 日韓合同シンポジウム」に参加し、慰安婦運動の問題点を語った。
今年5月に発足した尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は日本との関係改善を模索するが、いわゆる「徴用工」と慰安婦の問題が高いハードルとなっている。韓国で事実に目を背け、2つの問題で反日を叫ぶ勢力があるからだ。
朴氏が明らかにしたのもそうした動きの一端だ。2020年6月、「反日行動」と称する団体が、日本大使館前にある慰安婦を象徴する「平和の少女像」の前で座り込みを始めた。団体のメンバーは自分たちの体と像をひもで結び、「少女像を守ろう」と訴えた。
一見義憤に駆られて行動を起こしたようにも映る団体について、韓国メディアは「学生団体」「大学生団体」などと伝えた。ところが、朴氏が団体メンバーの素性を調べたところ、「民衆民主党」という政党に所属していることが分かった。
同党について、「思想的基盤は主体思想で、いわゆる『従北』だ。政党活動は主として在韓米軍の撤退運動などに当てられている」と朴氏。その前身は「自由統一と民主主義のためのコリア連帯(コリア連帯)」という団体で、北朝鮮の思想やスパイの浸透を取り締まる韓国の国家保安法に基づき、「利敵団体」にされているという。
だが、なぜ北朝鮮が従北団体を使って慰安婦運動を後押しするのか。朴氏は慰安婦問題について「日朝国交正常化交渉を前に有利な環境を造成する目的で引き起こされ、今は日韓両国の国民を互いに歯向かわせる機能をしていると理解するのが妥当だ」と分析。日韓友好のため、日本人と韓国が慰安婦問題の「真実」に目覚める必要性を強調した。
11/22(火) 17:00配信
夕刊フジ
https://news.yahoo.co.jp/articles/484c43d2a594bc57d912462498e4d9b3cc757177