『ブルアカ』『アズレン』に追随? お色気ソシャゲの波が日本国内にも到来
ソーシャルゲームにおいて、いかにして課金欲を煽るのかは永遠の課題。それに対する最も冴えたアンサーとして、お色気要素を過激化する方向性が生まれている。とりわけ近年海外でリリースされたタイトルには、その傾向が色濃く表れているようだ。
韓国ソシャゲのお色気バブル
まず印象的なのは、韓国のゲーム会社「SHIFT-UP」が開発を手掛けたシューティングゲーム『NIKKE』。11月4日よりサービスが開始すると、そのお色気的要素の多さによって注目を浴びた。
女性キャラクターはみな胸を強調したデザインで、戦闘中はこちらに尻を向けながらガニ股で銃を撃つという謎のセクシー仕様。しかも課金要素は10連6,000円で天井なし、というかなりの強気設定となっている。
ところがその戦略が功を奏したのか、サービス開始から2週間あまりで1,000万ダウンロードという好成績を叩き出したようだ。
また、同じく韓国の「NEXON Games」が昨年2月よりサービスを開始した『ブルーアーカイブ』も大ヒット中。
元々のテーマ性は「学園青春もの」なのだが、キャラクターのビジュアルは一昔前の成人向けゲームさながら。攻めたゲーム内アートも連発し、ファンを喜ばせている。
ただ、過激すぎたのか今年9月には韓国のゲーム審査機関からお叱りを食らい、「18禁版」と「表現調整版」の2種類でサービスを展開していくと表明していた。
いわば現行のソシャゲ市場は、意識的に一般向けと成人向けのギリギリを狙うような、“性的表現チキンレース”と化している。その源流の1つとして、中国発の『アズールレーン』があったことも忘れてはならないだろう。
国内ソシャゲの救世主もやっぱり…
しかし、こうなってくるとピンチに立たされるのが国内タイトルだ。ソシャゲ市場のほとんどのシェアを海外に持っていかれ、“ソシャゲ大国”としての面子が潰れかけている。
そんな中、救世主として期待できるのが「HONEY∞PARADE GAMES」の最新作『ドルフィンウェーブ』だ。キャラクターのデザインは韓国ソシャゲにも負けず劣らずセクシーだが、それ以上に凝った仕掛けに目を奪われる。
ゲーム内では3Dの女性キャラクターがトレーニングを行うのだが、その際にロデオマシーンやエアロバイクに乗り、息を切らせつつ汗だくで動くシーンを、きわどいアングルから描写。他にも下着姿を見られる着せ替え機能など、大胆不敵なお色気システムが搭載されている。
これには国内オタクも大満足しているようで、システム発表時には《日本の意地を見せた》《これが変態大国の実力》と謎の盛り上がりを見せていた。
実は韓国のレーティングは、他国と違いレーティングの段階が厳しく定められており、法的拘束力を持つなど、規制の力が強い。そう考えると、比較的レーティングがゆるい国内のソシャゲ業界では、より攻めた表現が可能かもしれない。
国内メーカーのプライドを賭けたお色気ソシャゲ開発に、期待が集まるところだ。
https://myjitsu.jp/enta/archives/11472
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