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いよいよ開幕のサッカーW杯 世界50億人が視線を注ぐイベントの賞金は
世界中が熱狂するサッカーW杯。
いよいよ11月20日(日本時間21日未明)にサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の幕が上がる。地球上で最も人々に愛されるスポーツの祭典は、22回目にして中東初開催。ペルシャ湾に突き出た小さな国土を舞台に繰り広げられるスペクタクルに、世界中の視線が注がれる。
サッカーW杯は1930年に第1回大会がウルグアイで開かれてから世紀をまたぎ、あまねく人々を惹き付けてきた。主催する国際サッカー連盟(FIFA)によると、前回ロシア大会の視聴者数は推定35億7200万人に上った。当時の世界総人口の約半数という途方もない数字である。フランス―クロアチアの決勝の1試合だけでも、その数は実に約11億2千万人。世界で最も注目を集めるイベントといっても過言ではない。FIFAのインファンティノ会長は、今回のカタール大会では総計50億人がW杯を視聴すると予想している。
この数字がいかに並外れているか、他のスポーツイベントと比較してみよう。2019年のラグビーW杯日本大会は、国際統括団体ワールドラグビー(WR)によれば、大会全体の総視聴者数が約8億5700万人だった。これはラグビーW杯にとっては過去最多の数字だったが、世界3大スポーツイベントの一つに挙げられることもある大会といえども、サッカーW杯の決勝の1試合に及ばないのである。
サッカーW杯に並ぶ国際スポーツイベントである夏季五輪はというと、国際オリンピック委員会(IOC)の発表によれば、2021年東京五輪のテレビとデジタルを合わせた全世界の視聴者数は約30億5千万人だったという。やはりサッカーW杯に軍配が上がる。たった一つの競技で、五輪をも凌ぐ注目度の高さは、放送権料やスポンサー料の高騰につながり、莫大な富をもたらし続けている。サッカーW杯は、FIFAにとっての最良のコンテンツであり続けているのだ。
今大会は優勝チームに4200万ドル(約58億3800万円、12日現在1ドル=139円で換算)が賞金として支払われる。これは過去最高の金額で、順位に応じて出場するチームの各協会に支払われる賞金総額は4億4000万ドル(約611億6000万円)という破格の金額(前回大会は優勝賞金が3800万ドルで、賞金総額は4億ドル)だ。また、これ以外にもFIFAは選手を供出するクラブに対しての補償金(合計2億ドル以上を見込む)などを計上している。
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