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【韓国】「お金儲けをさせてあげる・・・」~知的障害の女性を集娼村に売り渡したオッパ(お兄ちゃん)たち
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10代~20代の知的障害者の女性2人と10代の女性1人など、3人を誘引して集娼村に売り渡した一党の一部に対し、懲役3年が宣告された。犯罪に関与した人員は計11人で、残り9人に対する裁判は進行中である。
20日、裁判部によれば、議政府(ウィヂョンブ)地法(地裁)刑事合意11部(部長判事=イ・ムンセ)は19日、性売買誘引などの容疑で裁判にかけられたA被告(29歳)とB被告(29歳)に対し、懲役3年を宣告した。対価として受け取った450~500万ウォンも追徴した。A被告の場合、特殊窃盗の容疑が加わり、懲役6か月を追加で受けた。
こてと共に裁判部は、40時間の性暴行治療プログラムの履修、児童・青少年の関連機関や障害者福祉施設への5年間の就業制限を命令した。
20~30代の地域の先輩・後輩で構成されたこれらの一党は、組織的に障害者の女性に近付いて交際しながら、「金(かね)儲けをさせてあげる」と誘い出す手口で集娼村に引き渡した後、前払い金を受け取った。
この犯行を主導したC容疑者は去る2019年4月、A被告とB被告を含む全南(チョンナム)木浦(モクポ)地域の後輩らに対し、通称『ヨンヂュゴル』と呼ばれる京畿(キョンギ)坡州(パヂュ)地域の集娼村のオーナーを紹介した。性売買に従事する女性を誘引すれば、1人当り200万ウォンを支給するという提案もあった。
これに対してA被告とB被告は同年6月、木浦市内で一党の中の一人が交際していた知的障害女性のDさん(18歳)に対し、「今働いている便宜店(コンビニ)よりも金儲けができる場所がある」と車に乗せ、ヨンヂュゴルに引き渡して売春を強要した。
A被告はその1か月後、一党とともに自分のガールフレンドだったEさん(23歳)に対し、同じ手口でヨンヂュゴルに売り渡した。
B被告はこれ以上の蛮行を犯した。Eさんがヨンヂュゴルを出て困っているという話を聞き、Eさんに意図的に近付いて歓心を買った後、全南(チョンナム)谷城(ソクソン)に連れて行って喫茶店で働かせた。B被告はこの過程で120万ウォンを受け取った。
A被告とB被告は顔見知りのFさん(19歳・女)に対し、「無視できないくらいの金(かね)が稼げる場所を紹介してあげる」とし、集娼村に連れて行った。
これに対し、捜査に乗り出した警察は順次に拘束して、A被告とB被告を先に裁判にかけた。
これらは法廷で、「性売買の誘引には加担していない」と犯行を否認したが、裁判部は受け入れなかった。
裁判部は、「被告人は一党と組織的に役割を分担し、知的障害者など3人に性売買させるように誘引して、特に罪質は悪質である」とし、「まだ被害者に許されていない」と指摘した。
一方で一党の中のC容疑者など残り9人は先月、集娼村のオーナーなど3人は昨年11月にそれぞれ起訴されていて、裁判は進行中である。
ファイナンシャルニュース(韓国語)
https://www.fnnews.com/news/202104200833049843