韓国でのサル痘の初の感染者は6月にドイツから入国した韓国人だった。その後感染力が消え、隔離18日後に退院した。2例目の感染者は8月にヨーロッパから入国した韓国人で、その後は新規感染者は出ていなかった。
今回サル痘の感染が確認されたAさんは入国当時は無症状だったが、4日が過ぎた8日に発熱と発汗、めまいの症状が現れ、13日には全身の症状と皮膚の痛みを訴え、キョンギド(京畿道)の病院で診察を受けた。診療に当たった医療機関がコールセンターを通じて中央災難安全対策本部に届け出た。遺伝子検査の結果、サル痘の陽性が確認された。
中央災難安全対策本部はこの日、Aさんを国立中央医療院に移送して経過をモニタリングし、接触者の把握のために調査を行っている。中央災難安全対策本部の関係者は「現在、指定治療機関に入院している状態で局部的な痛みはあるが、全般的に良好な状態」と述べ、「感染者が伝染力を持っていた期間の動線把握と、その期間に接触した人に対しては接触レベルに応じて危険度を分類して管理する予定」と説明した。
世界保健機関(WHO)は7月23日に、サル痘国際公衆保健危機状況を宣言している。韓国の防疫当局もWHOの国際公衆保健危機状況の維持決定理由などを検討し、国内の感染症危機警報レベルを引き続き「注意」に保っている。10月21日に開いた危機評価会議では、韓国国内のサル痘感染者の発生状況や伝染力、防疫能力などを考慮した総合危険度を「低い」と評価している。
疾病管理庁の関係者は、「サル痘は現在の防疫対応能力で十分にコントロールが可能な疾患」と述べ、「早期発見と地域社会への拡散を遮断するために、国民と医療業界の協力が何より重要だ。サル痘発生国に旅行した国民は手洗いやマスク着用などの衛生規則を遵守してほしい。帰国後21日以内に症状が発生した場合、疾病管理庁のコールセンターに相談してほしい」と強調した。
2022/11/17 07:47配信
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