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【加藤官房長官】韓国の日本大使館前デモ「適切な対応を要請」韓国原発の処理水放出は日本の約2倍
加藤勝信官房長官は19日午後の記者会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出決定をめぐり、韓国の学生団体がソウル市内の日本大使館前の路上で16日から続ける抗議デモについて「韓国政府、現地警察当局に対し、座り込みデモの撤去を要請するとともに、警備態勢の強化を申し入れ、適切な対応を要請している」と述べた。
一方、2018年度に韓国の原子力発電所から海洋放出された放射性トリチウムを含む処理水の量は202兆ベクレルで、同年度に日本が放出した110兆ベクレルの約2倍だったことも明らかにした。
韓国側のデータについては韓国水力原子力発電会社がホームページ上で公表する数値を論拠とした。
加藤氏は、放射性トリチウムを含む処理水について「韓国を含む世界中の原子力施設においても、各国の規制基準に沿ってトリチウムを含む液体廃棄物を放出しており、その周辺でトリチウムが原因と考えられる影響は見られていない」とも説明した。
2021.4.19 18:38 産経新聞
https://www.sankei.com/politics/news/210419/plt2104190019-n1.html