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韓国の若者が語る生活苦 物価高の厳しさは日本以上?
ヘジンさん:
こんにちは。
こちらはソウル郊外の富川市で暮らすチョ・ヘジンさん。ソウルで物流関係の仕事をしています。
ヘジンさん:
昼食代がとても高くなった。キンパ(のり巻き)などの軽食もこれまでは2500~3000ウォン(約260~320円)くらいだったのがこの1~2カ月の間に4000ウォン(約420円)まで上がった。
ソウルの会社員の間では「ランチ」と「インフレーション」をかけ合わせた「ランチフレーション」という造語まで生まれているとか。そのワケは?
ソウルで物流関係の仕事をしているチョ・ヘジンさん。
ヘジンさん:
昼食代がとても高くなった。キンパ(のり巻き)などの軽食もこれまでは2500~3000ウォン(約260~320円)くらいだったのがこの1~2カ月の間に4000ウォン(約420円)まで上がった。この1~2か月の間に。ご飯を食べてコーヒーを飲んで軽食を少し買って食べるだけで1日2万ウォン(約2120円)くらいはすぐになくなる。
ソウルでは「ランチフレーション」という言葉も生まれているほどです。韓国の消費者物価指数は7月には1年前より6.3%上昇。上げ幅は24年ぶりの水準に達しました。日本と比べても上昇の勢いは鮮明です。
ソウルから車で1時間半ほどの郊外。へジンさんが友人と夕食を楽しむところにお邪魔しました。
ヘジンさん:
(ソウル市内ではない)ここのような家の近くの飲食店も少しずつ値段が上がっている。
値上げには燃料費の高騰やウォン安が響いていますが、専門家は韓国ならではの事情を指摘します。
立教大学 郭洋春教授:
日本も貿易立国と言われるがそれでも日本の(輸出入を合わせた)貿易依存度は30%を切って、28%前後。韓国は6割以上が貿易で成り立っているのでここが日本と韓国の決定的な違い。
韓国では輸入に頼る品が多く、海外の原材料の価格高騰がより響きやすいのです。同時に輸出でも、大きく依存する中国経済の停滞に直面しています。
そして混乱は不動産にも…
ヘジンさん:
こちらはソウルで2カ月間一緒に暮らしていた友人です。
ヘジンさんたちは往復3時間かけて職場に通っていたため7月、ソウル市内に引っ越しました。家賃を折半しましたが、2カ月で自宅に戻ってきました。
ヘジンさん:
(ソウルで暮らすのは)想像よりお金がかかった。家賃もそうだが食費も。コロナ以来貧富格差をひどく感じる。
現地メディアによりますとコロナ禍の2年間で韓国の不動産価格は20%も上昇しました。
ヘジンさん:
1~2年待って解決される問題ではない。ローンも限界があり、正直仕事をして一生お金を貯めても家を買うことはできないように感じる。家を持つという希望を持っている人はあまりいない。
立教大学 郭洋春教授:
日本以上にソウル一極集中。面積の割には人口が多すぎて需要過多で不動産価格が上昇してしまう。
一方、韓国の政策金利はこの1年あまりで0.5%から3%へ一気に上昇しています。不動産への投資が鈍り無理をして買ったマンションの価格が落ち込む恐れもささやかれています。お隣の国・韓国。人口が日本の半分で、世界経済と密接に結びついて成長してきただけに世界の荒波にも翻弄されやすいようです。
全文はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff2e610f918e8a1f042bb8ed8676dce308061162