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値上げの波…「食べる量を『減らせ』とは言えない」
(出典:西日本新聞) |
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西日本新聞
円安やウクライナ危機を背景に、あらゆるモノの値段が上がり続けている。10月にはビールなど6千品目以上が値上がりし、11月には乳製品など生活に身近な物品が次々に上昇。大幅な賃金アップは期待できない中、冬の足音が近づけば燃料費もずしりと家計に響いてくる。値上げは「まだこれから」との見方もあり、手探りの「防御」が続く。
食費から手を付けたのは福岡市早良区の看護師の女性(37)。パンだった朝食メニューを、価格が安定している米に替えた。小麦のほか、バターや牛乳などパンのお供も軒並み値上げに。好きな店のパンをささやかな楽しみとしており、「買う頻度を減らさないと」とこぼす。
食べ盛りの高校生を育てる同市西区のタクシー運転手の男性(56)は本当は食費を節約したいが「心が貧しくなりそうで、食べる量を『減らせ』とは言えない」。約10キロの通勤を車から燃費の良いバイクにした。
ロシア産天然ガスの流通量低下などで燃料価格が高騰し、影響は家の中にも。福岡県新宮町の会社員森幸生さん(75)は「電気の使用量を減らそう」と家族で話し合い、この冬はなるべく暖房器具を使わないよう厚着で乗り切る構え。熊本生まれの佐藤文香さん(27)=東京在住=は関東の寒さがこたえるというが、こちらも厚着で節約を図る。
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