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韓国『大宇造船海洋』赤字が33倍に 下請け企業労組のストライキが影響
2022年11月11日、2022年第3四半期の業績が公示されました。以下をご覧ください。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。
2022年第3四半期
総売上:9,814億5,162万8,399ウォン(+2.3%)
営業利益:-6,278億1,879万9,945ウォン(+3,209.4%)
当期純利益:-6,466億2,778万4,013ウォン(+1,086.8%)
2022年01~09月
総売上:3兆4,109億5,670万6,265ウォン(+8.9%)
営業利益:-1兆1,974億3,237万7,376ウォン(-3.4%)
当期純利益:-1兆3,145億757万131ウォン(+1.0%)
※( )内は対前年同期比の増減
⇒『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト
https://dart.fss.or.kr/
”
2022年第3四半期は営業利益、当期純利益共に大赤字です。
ご注目いただきたいのは、対前年同期比での増減で、
対前年同期比での増減
営業利益:+3,209.4%
当期純利益:+1,086.8%
という結果です。これは増減ですから、営業利益の赤字額は約33.1倍、当期純利益の赤字額は約11.8倍に拡大したのです。
無茶苦茶な結果です。
なぜここまで業績が悪化したのかというと、Money1でもご紹介しましたが、2022年06月02日に下請け企業労組がストライキを開始。06月22日には『大宇造船海洋』の1番ドックを占拠しました。不法占拠が約1カ月も続いて、この影響が第3四半期にも出たと想定されます。
また、『大宇造船海洋』側は「注文顧客とのクレーム合意による一回限りの費用が発生し、約5,500億ウォン規模の損失が発生した」としています。
上掲の公示表組を見ていただければ分かりますが、そもそも売上が「約9,815億ウォン」しかないのに、売上原価は「1兆5,482億ウォン」もあります。これでは黒字なるはずがありません。
『産業銀行』が資金を支援してここまできた『大宇造船海洋』ですが、果たしてこのまま存続し続けることは可能なのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)
https://money1.jp/archives/93410