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ジョコビッチに〝ドーピング騒動〟が勃発 試合中の「謎の飲み物」が波紋を広げる
スペイン紙「マルカ」は「準決勝でジョコビッチに用意された謎のドリンク」と題する記事を掲載。「ジョコビッチ対チチパスの試合の物議を醸す動画が拡散している。第3セットにジョコビッチの体力が落ちてきた時、彼はコートの片隅にあるベンチで飲み物を求めた。彼の理学療法士のウリセス・バディオはファンが撮影していることに気づかず、スタンドでその準備を始めてしまった。フィジカルトレーナーのマルコ・パニチはこれに気付き、仲間の一人に状況を隠すように注意した」と報じた。
記事に添付された動画では、スタンド前列の男性が足元でボトルに入った液体を移し替え、隣にいた別の男性が体を寄せて隠すような動きを見せている。その後にボトルはボールガールに手渡され、ジョコビッチへと届けられた。この様子から、SNS上では〝疑惑の目〟が噴出。ジャーナリストのベン・ローゼンバーグ氏は「この映像のボディーランゲージは異様だ。ジョコビッチのチームは何を隠す必要があると思っているのだろうか?」と指摘した。
一方で、ジョコビッチの母国のセルビアメディア「Sportal」は「元テニス選手で現在はコメンテーターのロビー・ケーニッヒ氏がジョコビッチの〝ドーピング〟について弁護した」と報道。ケーニッヒ氏による「これが議論されていることが全く信じられない。どのスポーツでも、特に個人スポーツのエリート選手は、ライバルに自分の〝企業秘密〟を知られたくないものだ。ロジャー・フェデラーの(トレーナーを務める)ピエール・パガニーニのトレーニングプログラムを見たことがあるか?」とのコメントを伝えている。
いずれにせよドーピング検査で陽性反応が出ない限り、あくまでジョコビッチは潔白の立場。思わぬ形で騒動に巻き込まれた格好だ。