巨人、松田と合意　巨人に「マッチ」する３つの理由

【巨人】松田宣浩合意　巨人に「マッチ」する３つの理由

　（１）切り札＆困った時のマッチ　通算３０１本塁打、節目の１０００打点に残り９と迫っている勝負強い打撃での貢献に期待がかかる。右の代打の切り札となれるが、守っても一、三塁をこなせることは貴重で、主力の有事の際にも、チームの“質”を保ってくれる。広島から無償トレードで獲得した長野と合わせて“守り神”と言える存在が、内外野にそろった。

　（２）若手育成の下支え　原監督は、秋広ら近未来のレギュラー候補となりうる若手について「ピンチヒッターとして（１軍野手の）１６、１７人の中に入ることが吉かは見極める必要はある。スタメンを任せられる、とならなければ若い人たちはファームでもう少し力をつけさせるという選択肢もある」と話す。経験豊富なベテランが控えることで、打席を多く与えたい年代をファームでじっくり育てることも可能になる。若手にとっては松田を超えなければ１軍も遠く、またその野球に取り組む姿勢、準備を学べることは貴重。教科書であり、高い壁となれる。

　（３）ムードメーカー　ホームランを打った際に派手なガッツポーズを決めてファンとともに絶叫する「熱男」パフォーマンスに代表されるように、声や気持ちを前面に出すスタイル。ウィーラーの退団が決まり、ハッスルプレーでチームを盛り上げられる選手こそ、今のチームに最も欠けている要素でもある。

https://hochi.news/articles/20221110-OHT1T51208.html?page=1