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ダルビッシュ&鈴木誠也 揺れるWBC出場 代理人説明「難しい判断」「慎重に考慮」
来年3月に行われる「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で、日本代表・侍ジャパンの命運を左右しそうなのが、メジャーリーガーたちの存在だ。パドレス・ダルビッシュ有投手とカブス・鈴木誠也外野手について、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が8日(日本時間9日)、現状について語った。
米ネバダ州ラスベガスで行われているGM会議で取材に応じ、検討状況について代弁。ダルビッシュについては「WBCの出場についても、プライベートで話している。シーズンでたくさん投げたので、慎重に考慮している。ニュートラルな状況だ」と言うにとどめた。
パドレスのエースは今季30試合に登板し、チームトップの16勝。ポストシーズンでも2勝を挙げるなどフル回転だった。ウルフ氏も「素晴らしいシーズンだった。若く見える。圧倒的で、長いイニングを投げられる」と強調。来季37歳を迎える中でも「日本人初の殿堂入りを期待している」と語った。
鈴木誠也はメジャー1年目の今季、鮮やかなスタートダッシュを披露。故障離脱や不振で苦しむ時期もあったが、111試合に出場して14本塁打、46打点、打率.262と主力を張った。ウルフ氏も「カブスが契約したことを満足しているだろう。2、3年したらMVP候補になるだろう」と来季以降のさらなる飛躍を見据える。
一方、WBCについては「何回もWBCについては話した。難しい判断だ」とも。日の丸を背負う意義の大きさは理解しつつも「彼はスプリングトレーニングを重要視しているし、サポートしてくれるカブスに対して義務感も感じている」と揺れる胸中を明かした。
「現在、熟考している最中で、私とプライベートな会話をした。カブスはスズキの意向を尊重している。セイヤは球団に感謝している。参加するかは、まだわからないし、いつになるかわからない」と不透明な状況で、決断は先になる可能性も。侍ジャパンの悲願に向け、動向が注視される。
https://news.yahoo.co.jp/articles/501b171aea646dfe97cb60c071859c47bc838c3c