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韓国の若者の間で「梨泰院ごっこ」「圧死ごっこ」が流行、危険性や二次被害に懸念―韓国メディア
韓国メディア・韓国日報によると、世宗市のある中学校でこのほど、男子生徒7~8人が小柄な生徒を壁に押しつけて遊んでいるのを教師が発見。教師らは驚き、安全教育の必要性について議論を交わしたという。
記事によると、こうした“遊び”はほかの小中学校でも行われており、人を寝かせて折り重なるような行為もあった。子どもたちの間では「梨泰院ごっこ」「圧死ごっこ」などと呼ばれているという。
記事は、こうした現象はソーシャルメディアに事故現場の動画が氾濫している影響が大きいとし、事故を「再消費」する現象だと指摘。ある教師が「一部の生徒は問題の深刻さに気づいていない」と語ったほか、市民からは「若いころは事故を振り返るよりも、話題になっている事件を模倣することが多く危険。下手をするとこのような遊びが全国の学校にまん延する恐れがある」と危機感を示す声が上がった。
二次被害の問題もある。韓国のSNSでは事故を模倣した動画が簡単に見つかるといい、ある学生は「惨劇を連想させる動画が多く、こういうコンテンツを作って広める意図が本当に分からない」と憤った。
記事は、一部動画プラットフォームではフィルタリングにより、事故当時の現場映像はほとんど見られなくなっているが、事故をまねて作成された動画は遮断することができないとし、「犠牲者の遺族や負傷者はそれによって再び苦痛を受けることになる」と指摘。専門家から「事故の衝撃と傷が癒えるまで、刺激的な内容は積極的に規制すべき」との意見が出ていることを伝えた。(翻訳・編集/北田)
Record Korea 2022年11月9日(水) 18時0分
https://www.recordchina.co.jp/b904089-s39-c30-d0052.html