【中央日報/コラム/成川彩/元朝日新聞記者】日本映画界も「#MeToo」ブーム、韓国女性の運動に刺激を受けたか(2)

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【中央日報/コラム/成川彩/元朝日新聞記者】日本映画界も「#MeToo」ブーム、韓国女性の運動に刺激を受けたか(2)

1: 新種のホケモン ★ 2022/11/08(火) 15:41:31.68 ID:v/Wegz0r
◆開かれた韓日文化交流の活性化に期待

ところが、今年に入って日本映画界でも#MeTooブームが起こり始めた。有名監督や俳優による性暴力とセクハラが相次いで暴露されている。

私も個人的に日本の女優から話を聞いた話がある。ある監督が自分を酒席に呼んで「恋人になってくれ」と言うのを断ったところ、配役が変更されて小さな役に変わったという。その女優は私には打ち明けたが、「暴露したら今後の俳優人生に支障が生じかねないから静かにしている」と話した。

日本映画界で#MeTooの風が吹く中、今年、是枝裕和氏、西川美和氏、深田晃司氏ら6人の監督が「私たちは映画監督の立場を利用したあらゆる暴力に反対します」と題した声明を発表した。声明で彼らは「日本映画界はいまだに旧態依然とした男性社会であり、性差別が根強い」と指摘した。

私は日本国内のこのような動きが韓国の#MeToo運動と無関係ではないと思う。ここ数年、日本で私への講演・原稿依頼の中で「女性」というキーワードが入ることが多くなった。「韓国女性映画」や「#MeToo以降の韓国」のようなものだ。韓国は#MeToo以降、大きく変わったが、その1つが女性監督の活躍が顕著だったという点だ。日本では特に韓国女性映画に対する関心が高く、8月に『韓国女性映画-わたしたちの物語-』という本が出版されたほどだ。私も、今年公開された映画『オマージュ』で注目されているシン・スウォン監督にインタビューし、執筆に参加した。『オマージュ』はデビューして10年以上になるシン監督自身の経験を盛り込んだのと同時に、韓国映画界で2人目の女性監督だったホン・ウンウォン監督に関する映画だ。ホン監督は今よりはるかに女性が映画界で働きにくかった1960年代に監督として活動した人物だ。

隣国で起きた変化の動きと女性を描いた映画・ドラマ・小説に刺激を受け、日本女性たちも少しずつ意識が変わり、声を上げ始めたようだ。

韓国映画界の影響と見られる日本国内のもう1つの動きは、日本の監督らが「日本版CNC設立を求める会」を作ったことだ。これも、先述の声明を出した是枝氏、西川氏、深田氏を含む監督らが作った団体だ。CNCはフランスの国立映画映像センターで、韓国の映画振興委員会のような機関だ。是枝監督がフランスと韓国で映画を撮り、日本映画界に足りない部分を実感したのが大きいだろう。李鳳宇代表も坡州で日本映画の現況を発表した時、日本の監督らの動きについて「この流れがどんな実行力を持つかが、日本映画の未来に及ぼす影響は少なくないだろう」と語った。

私から見ても、日本は映画に関する公的支援が弱く、中心的機関がないのが問題だと思う。#MeTooが広がる中、韓国では性暴力予防教育に映画振興委が取り組むなど、公的機関が対策を講じたが、日本では何人かの監督が声明を出した程度という状況の違いは大きい。国会の反応が鈍いのも、女性議員が少ないのと関係があるだろう。今後、出入国の扉が開かれ、再び活発に交流しながら良い点はお互い積極的に学んでいくことを願い、私も微力ながら韓日間の橋渡しになりたいと思う。

成川彩/元朝日新聞記者、2008~2017年に日本の朝日新聞で主に文化部記者として活動した。東国(トングク)大学博士課程に進学し、フリーランサーとして日本(朝日新聞GLOBE+など)の複数のメディアに映画関連コラムを執筆中。2020年、韓国でエッセイ集『どこにいても私は私らしく』を出版。

11/8(火) 9:37配信
中央日報日本語版
https://news.yahoo.co.jp/articles/6eaa6e26452837e80dd54e8ef6338071d0461ee5


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