ウクライナの兵役から復帰の元3階級王者ロマチェンコが3―0判定勝ち　4団体王者ヘイニーとの対戦を希望

10/30(日) 14:43配信
スポニチアネックス
兵役から復帰の元3階級王者ロマチェンコが3―0判定勝ち　4団体王者ヘイニーとの対戦を希望

　プロボクシング元世界3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ（34＝ウクライナ）が29日、米ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで約10カ月ぶりの復帰戦となるライト級12回戦に臨み、18戦無敗だったジャーメイン・オルティス（26＝米国）に3―0で判定勝ちした。ジャッジの採点は115―113、116―112、117―111だった。

　前半はオルティスのスピードに苦しんだロマチェンコは右目の下を青黒くはらし、「リングに戻ることができてうれしい。ファンとサポートに感謝する」とコメント。「何が私のモチベーションか？4本のベルトだ！どんなオプションにも準備できる」と4団体統一世界ライト級王者デビン・ヘイニー（23＝米国）への挑戦を希望した。リングサイドで観戦したヘイニーも「ベストパフォーマンスではなかったと思うが、俺とロマチェンコが戦えばもっといい試合を見せられる」と意欲を示した。

　ロマチェンコは2月のロシアの母国ウクライナへの侵攻を受け、地元の領土防衛隊に入隊。8月に出国して米カリフォルニア州入りし、昨年12月のリチャード・コミー（35＝ガーナ）戦以来となる復帰戦へ向けたトレーニングを行っていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6ce88541693844df677483e0f7061a3e4cfefff9