あわせて読みたい
巨人・坂本、決意の激白「来季もショート一本で戦っていく」
坂本勇人が決意の激白「ショートをずっと守れるようにやっている」来季も遊撃一本で「戦っていく」
「ショートをずっと守れるようにと思ってやっている。いつダメになるか分からないけど、ショートを守れる準備をして、シーズンに臨むという気持ちは変わらないと思う。自分だけの気持ちではどうしようもない部分もあるけど、そこ(遊撃手)で戦っていくというのは常に思っている」
今季は開幕直前を含め、3度の戦線離脱を強いられた。5月に右膝内側側副じん帯損傷から復帰を目指す過程では、打撃には問題がなかったこともあり、原監督から体への負担の大きい遊撃ではなく、一塁での復帰を打診されたこともあったが、来季も変わることなく遊撃手としてプレーする決意を明かした。
レギュラーに定着した高卒2年目の08年から、最も負担が大きいとされる遊撃に君臨する。34歳シーズンだが、すでに歴代最多を更新する遊撃手で1957試合出場。計り知れない重圧の中で安定して高いパフォーマンスを発揮してきたからこそ、けがをするたびに年齢のことを耳にしてきた。
「まあそれは絶対にあると思うけど、そこをどう打ち破っていくか。来年さらに大事なのかなと思うので、そのためにこの期間とオフを大事にしてやりたい」
今季、遊撃での先発出場はレギュラー定着後最少の82試合。その現実を素直に受け入れた上で、そのためにどうすればいいか―。第1クールのみ参加した秋季キャンプをこの日で打ち上げ、主将の視線はすでに未来に向けられていた。
さらに今季は出場83試合で本塁打は5本。8発だった2年目以来、14年ぶりの1ケタ台に終わるなど、打撃面でも悔しい結果を味わった。オフは強いスイングを取り戻すことを目標の一つに設定。原監督からも来季の巻き返しを期待されている。
「僕自身が一番そう(巻き返したいと)思ってやりますし、今年こうやってけがが重なったから(周囲から)『大丈夫か』と言われますけど、そこは乗り切りたいなと思います」
守りに入るのではなく、さらに強くなる。そして、覇権奪回を狙う来シーズンも巨人の遊撃には背番号6がいる。