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「ミトマの話で持ちきり」「アイツ、一体何者!?」プレミア強豪がア然も…三笘薫「手応え? 全然感じてない」ワケ
「アイツ、一体何者なんだ!?」
10月8日に行われたブライトン戦後、トッテナムの控え室ではそんな会話があちこちで飛び交っていた。
話題の中心はブライトンのMF三笘薫。ウェールズ代表DFベン・デイビスが「すごく良い選手。本当に驚いた」と舌を巻けば、デンマーク代表MFピエール=エミル・ホイビェアも「マークするのがすごく嫌だった。ミトマの話で持ちきりだった」と明かした。
各国代表選手が揃うトッテナムの選手にとっても、三笘が放ったインパクトはまさに強烈だった。
トッテナムを苦しめるドリブルにスタジアムは「Mitoma!」
この試合で三笘は後半22分から途中交代で出場し、得意のドリブルでトッテナムを大いに苦しめた。
投入後すぐに敵3人に囲まれた状況からドリブルを仕掛け、ホイビェアとアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロを一気に抜き去る。3人目のイングランド代表DFエリック・ダイアーもかわそうとしたところでタッチが大きくなり、シュートまで持っていけなかったが、鋭いドリブルでブライトンサポーターを沸かせた。
プレーの直後、スタジアムでは「Mitoma!!」のチャントが盛大に鳴り響いた。
その他の場面でも、ドリブルでもう一度仕掛けたり、左サイドからのカットインでシュートを打ったりと、抜群の存在感を示した。それまでブライトンはトッテナムの分厚い守備に苦しみチャンスを作れずにいたが、三笘の途中出場で試合の流れを大きく変えることができた。最終的にチームは0-1で敗れはしたが、25歳のアタッカーは「ジョーカー」として鮮烈な印象を残したのである。
その日本代表アタッカーに、強豪トッテナムの選手たちは手を焼いた。
世界最高峰のプレミアリーグであっても、三笘の個人能力、特にドリブル突破は脅威でしかない。試合前のミーティングで多少の情報を耳に入れていたであろうが、実際のピッチで対峙する三笘の怖さは、事前の情報を大きく上回っていたようだ。
それだけではない。右足首の怪我から復帰したばかりのチェルシー戦(10月29日)でも、ドリブルから初アシストをマークした。相手がプレミア戦士であっても、三笘は強力な武器になる──。開幕から3カ月が経過したプレミアリーグで、三笘は着実に存在価値を高めているのだ。
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続く
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