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11月は全米シニアペット月間。保護施設の4歳以上の動物を引き取るとペットフード会社が費用支援
今月は、アメリカ・シニアペット月間
アメリカの動物保護施設(シェルター)では、地域によってスペースが不十分で、新たな飼い主がすぐに見つからない犬猫たちで溢れているという状況が発生している。特にシニア(4歳以上)の犬猫は、子犬や子猫よりも引き取られる確率が低いという。
そのため、シェルターでは少しでも早く全ての犬猫たちに永遠の家が見つかるよう、様々なキャンペーンやイベントを実施している。
特に、今月はアメリカでは「シニアペット月間」ということで、シニアの犬猫の飼い主になってくれた人には、ペットフード会社が費用を支援をするというプロモーションが実施中だ。
Stella & Chewy’s – Adopt a Senior Pet Month 2022 (Journey Home Fund)
シニアペットと聞くと、足腰が弱ってしまった高齢の犬猫を思い浮かべる人もいるかもしれないが、全米のシニアペット月間の対象になる犬猫たちの年齢は、4歳以上だ。
11月1日~30日までの間、アメリカとカナダで、認可された非営利の保護施設または救済組織にいるシニアの犬猫たち500匹を対象としたプロモーションは、ペットフード会社『Stella & Chewy’s』によって支援されている。
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養子縁組費用をペットフード会社が負担
シニアの犬猫たちと養子縁組をしてくれた人は、証明書に記入して領収書を提出すると、Stella & Chewy’sが最大200ドル(約3万円)の養子縁組費用とペットフード代40ドル(約6000円)分のクーポンを提供するという仕組みだ。
小さな子猫や子犬はとてもかわいい。だがシニアの犬猫にもその良さがある。
落ち着きがあり、トイレトレーニングだって済んでいるし、子供のように激しい運動量をこなす必要もない。
また、やんちゃな盛りを過ぎているため、家の中のものを破壊されたりする心配も減るだろう。
初めてペットを飼う人や、穏やかにやさしいひとときをペットと過ごした人なら、シニアの犬猫はぴったりのパートナーだと言えるかもしれない。
「幼い犬猫もシニアの犬猫も、飼い主に対して与えるものは同じ。無償の愛情なのです」と、JourneyHomeFundを通してシニアペットの養子縁組を呼びかけている同ペットフード会社は、より多くの犬猫が幸せになってくれることを願っている。
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References:Adopting an Older Pet? This Pet Food Company Will Help You Cover the Fees/ written by Scarlet / edited by / parumo