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元ロッテの落合博満氏「中日、巨人、日本ハムの思い出はそんなない。仕事で行ってるんだって」 3球団とロッテの違い
プロ20年目、1998年シーズンをもって現役を引退した落合氏。在籍した4球団での思い出について語った。
ロッテ、中日、巨人を経て、日本ハム移籍1年目の1997年は打率.262、3本塁打、43打点だったが、113試合に出場し、史上最年長の44歳シーズンでの規定打席に到達した。
そして迎えた98年。開幕戦こそ4番を勝ち取ったが、4月25日の西武戦(東京ドーム)を最後に先発で4番出場する試合はなく、59試合の出場で打率.235、2本塁打、18打点に終わり、現役を引退した。
「燃え尽きた」と語る現役生活20年。4球団を渡り歩いた落合氏にとって、まずロッテ時代の一番の思い出は何だったのか。
「まぁ、8年間やって、3冠王3回獲って、首位打者5回獲ったっていうのが思い出っていえば思い出だよね」
輝かしい記録に彩られたロッテ時代を、そう振り返った落合氏。続いて中日時代の思い出を尋ねると意外な言葉が返ってきた。
「中日、巨人、日本ハムの思い出っていうのはそんなないんですよ」
プロ人生をスタートしたロッテ以外の3球団をひとくくりにして「思い出はない」。
その言葉の真意について「自分を最初に指名して入れてくれたっていうところの方が、やっぱ(印象が)強いね。で、あとは仕事で行ってるんだっていう、あとの3球団は。まぁこれが契約社会の仕組みなんだろうなっていうことでね。そこを理解して契約年数あればそれをまっとうするっていうような。だから野球を仕事として考えてたんで、スポーツとして考えてたっていうことはないんでね。だから、その球団その球団で(仕事を)まっとうしてきたっていうことが、まあ一番の思い出っていえば思い出なのかな」としみじみと語った。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/11/02/kiji/20221031s00001173698000c.html