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阪神・中野「二塁」で侍デビュー 栗山監督高評価 WBCへ複数ポジション&代走でアピール
「侍ジャパン強化試合、日本5-4日本ハム」(5日、東京ドーム)
指揮官からの急な“注文”にも、適応能力の高さを示した。侍デビューを果たした中野拓夢内野手(26)=阪神=はチームで守る遊撃ではなく「二塁」で先発出場。阪神の岡田新体制でも二塁構想が持ち上がる中、すべてのプレーをそつなくこなしてみせた。
飛んできた打球は軽快にさばき、八回の三重殺はバントシフトに応じてすばやく一塁ベースカバーに。源田からの送球をつかんで鮮やかにビッグプレーを完成させた。栗山監督も「慣れないポジションでよく頑張ってくれた」と評価する。
来年3月のWBCに向け、栗山監督が試したかったのは二塁でのプレーぶり。4日に栗山監督から「悪いけどいろんなことをやらせてくれ」と告げられ、本人も「全然大丈夫です」快諾した。
「違うポジションでもスタメンからいけるくらいできるのであれば、センターラインでスピードを生かせる選手が欲しい」と説明した栗山監督。正二塁手候補にはヤクルト・山田が挙がるが、中野が二塁を守れるとなれば、源田とスピードタイプの二遊間を組むオプションが生まれる。
内野の複数ポジションを守ることができ、高い盗塁成功率を誇る走力を生かせれば、来年3月のWBC出場へ視界が開ける。そんな自らの存在価値をしっかりアピールする一戦になった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f99a5ea6ee556e497ea03a36b2032b66b20d2735