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侍ジャパン・栗山英樹監督初陣逆転勝ち 牧秀悟、森友哉、村上宗隆の3発、大勢が1点差締めくくる
侍ジャパン・栗山英樹監督の初陣となった日本ハムとの強化試合は、逆転勝ちした。牧、森、村上の3本塁打などで5点を奪うと、1点リードの9回は大勢が締めくくった。
先発のマウンドを託されたのは右肘痛で辞退した広島・森下に代わって追加招集されたソフトバンク・石川。初回は全球ストレートで3者凡退で抑える好発進を切った。すると1回裏には打線が援護。先頭の阪神・近本が右前安打で出塁し、二盗に相手失策も重なって一気に三塁まで進むと、2番の日本ハム・近藤の左犠飛で先取点を奪った。さらに続く3番のDeNA・牧が左中間席にソロ本塁打。いきなり2点をリードした。牧は「少し緊張しましたが、いい形に打てて良かったです。チーム最初のホームランを打てて素直に嬉しかったです」と、ベンチに戻っておなじみのデスターシャも決めた。
3回まで1安打無失点と好投していた石川だったが、4回に野村、上川畑、宇佐見に適時打を浴びて3点を許し、逆転を許した。4回66球、5安打3失点で降板し「日本代表として初めての登板で緊張しました。ボールは思っていたより違和感なく投げられ、変化球でもカウントが取れたのは収穫でした。失点した回(4回)は反省したいです」と振り返った。
リードを奪われた侍ジャパンだが、直後の4回に1死一塁で、西武・森が日本ハム2番手左腕・加藤から右翼席へ特大の逆転2ラン。捕手ではソフトバンク・甲斐、ヤクルト・中村も選出される中で、打撃力を見せつけ「打ったのはスライダー、感触も良かったです。点を取られた次の回だったので逆転できて良かったです」とうなずいた。
さらには1点リードの6回先頭で、日本選手最多56本塁打を放って令和初の三冠王に輝いたヤクルト・村上が、下手投げ右腕・鈴木から右翼席へソロ。1ボール、2ストライクからの一打に「追い込まれていましたが、先頭でうまく打てました」と、4番としての仕事を果たした。
5回から登板した中日・高橋宏は3イニングを49球で2安打無失点、2奪三振と好投。「緊張しましたが、森さんが上手く引っ張ってくれたおかげで無失点に抑えることができました。多くのファンの皆さんの前で投げられたことは良かったです」とホッとしたように振り返った。
2点リードの8回は、3番手で広島の左腕・森浦が登板。先頭の有薗に左翼へ二塁打を許すと、続く野村の左前適時打で1点差。さらに無死一、二塁のピンチを迎えたが、上川畑のフライになったバンドを一塁手の牧が好捕すると、三重殺を完成させて、1点のリードを守った。
1点リードの9回は、巨人の新人守護神・大勢が締めくくった。
報知新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/254366ee1bf38625d24881a60c4bd1798de33b53